タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
総98       30   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2020 後学期 集中 共通教育等科目総合科目  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
101286002 総合特別講義Ⅷ 「ファシリテーションの技法と地域振興」   2  
担当教員[ローマ字表記]
畑中 寛 [Hiroshi Hatanaka], 平井 雅 [Tadashi Hirai]  
授業の形態
講義、演習又は実験、実務経験講師
 
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、フィールドワークなど学生が体験的に学ぶ
 
授業内容と方法
グローバル化が進展する中、多様な意見を持った人が集まり、仕事をする機会が増えてきました。組織内の多様性を最大限に活かし、柔軟なアイデアや革新的なサービスを生み出すためには、関係者の多様な意見を最大限に活かす役割が必要です。会議やプロジェクトに参加しているメンバーに平等に発言の機会を与え、かつそこから出てきた多様な意見を集約していくファシリテーションの技法が注目されています。
ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること。集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習等、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。その役割を担う人がファシリテーター(facilitator)であり、会議で言えば進行役にあたります。(日本ファシリテーション協会HPより)
本科目では、地域振興及び地域課題解決に活かせるファシリテーションの考え方と技法について座学とグループワークを通して詳しく学修します。
これらを通して、地域振興や地域課題解決の現場で実践できるようになるためのファシリテーション力やコミュニケーション力を身に付けることを目的とします。
本科目の授業方法は、学生と社会人がグループでディスカッションやワーク(作業)に取り組むアクティブラーニングを基本とします。
 
URGCC学習教育目標
自律性、社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
 
達成目標
ファシリテーションとは何かについての専門的知識の習得に加え、ファシリテーション能力及びコミュニケーション能力の獲得を目的とする。
1.ファシリテーションの理論と技法を理解し、実践できるようになる[専門性]
2.参加者との信頼関係を築き、意見を引き出して合意形成につなげられるようになる[コミュニケーション・スキル]
3.地域の現状を観察して課題を抽出し、解決に向けたプロセスを組み立てられるようになる[社会性]
4.ステークホルダーの多様な価値観・考え方を受け入れて活かしながら地域振興に向けた流れを作ることができるようになる[地域・国際性]
5.参加者の多様な能力を活かし、課題解決に受けた動きを作れるようになる[問題解決力]
 
評価基準と評価方法
1.ファシリテーションスキル
グループワークにおいて、ファシリテーションの基礎を理解しながら、参加者の発言を引き出し、意見を整理し、その中から地域の現状と課題を抽出し、その解決に向けた合意形成の流れをつくれるかどうか。

2.ファシリテーションマインド
参加者の多様な価値観と考え方をリスペクトして受容し、それぞれの可能性と能力を最大限に活かして課題解決につなげていく機運を醸成できるかどうか。

3.「地域との協働」の能力を上記1と2を含め総合的に勘案する。
 
履修条件
■Zoom上でのグループワークがありますので、必ずデスクトップパソコンかノートパソコンで受講してください(禁:スマートフォン・タブレット端末)。
■グループワーク、グループディスカッション、地域課題解決に関連する科目を受講していることが望ましい。
 
授業計画
本科目は土日に開講する4日間の集中講義で、遠隔授業として実施します。
オンラインビデオ会議「Zoom」を用いた同時双方向型授業です。

■Zoomを用いた同時双方向型授業
※「ブレークアウトルーム」などZoomのフル機能を用いた授業になりますので、端末はディスクトップPC又はノートPCを準備の上、「ミーティング用Zoomクライアント」(無料)をダウンロードして、ミーティングに参加してください。
※Zoomアカウントは登録(無料)した方が便利ですが、登録なしでも受講は可能です。
※下記の各開講日について「Zoomの招待」をWebclassでお知らせします。

12月5日(土)【第2時限~第5時限】   
第1回:ガイダンス(シラバスの解説、授業の方法、日程と評価の基準の説明)
    ファシリテーションの基礎知識①
第2回:ファシリテーションの基礎知識②
    実践事例紹介
第3回:ワークショップとは
第4回:ワークショップの成果を出すコツ

12月6日(日)【第2時限~第5時限】 
第5回:実践事例紹介
    プログラム設計とプロセス設計の考え方
第6回:ワークショップ準備のコツ
第7回:ワークショップの運営のコツ
第8回:フレームワークとは

1月9日(土)【第2時限~第5時限】 
第9回:演習①(話し合いのプロセス体験)
第10回:演習②-1(ワールドカフェ手法体験)
第11回:演習②-2(ワールドカフェ手法体験)
第12回:問いかけの作り方

1月10日(日)【第3時限~第5時限】 
第13回:地域づくりのプロセス設計①
第14回:地域づくりのプロセス設計②
第15回:振り返りとまとめ
 
事前学習
■Zoomアプリのインストールや使用方法の習得等を、開講までに「事前学習」するようにしてください。
・「学生の皆さんへ(遠隔授業を受けるにあたって)」 http://rais.skr.u-ryukyu.ac.jp/dc/?p=10317
・「Zoomでの会議への参加方法」 https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362193

■ファシリテーションに関する参考図書を読んでおくこと。
 
事後学習
 ファシリテーションに関する参考図書を読んでおくこと。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ISBN
4532113989
備考
日経文庫, 1398 ; I29
著者名
堀公俊著
出版社
日本経済新聞出版社
出版年
2018
NCID
参考書 書名 ISBN
978-4-532-11411-4
備考
日経文庫, 1411 ; I70
著者名
堀公俊著
出版社
日本経済新聞出版社
出版年
2019
NCID
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
本科目は「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度の対象科目(選択必修)です。(下記URL参照)
また、本科目は地域創生副専攻の授業科目<地域創生活動・実践>です。
さらに、本学が取り組む「アクティブ・シンクタンク」の社会人向けの人材育成プログラムでもあるため、自治体、NPO法人や企業等社会人等にも公開授業として社会人にも提供します。
 
オフィスアワー
畑中寛(メールにて連絡後対応します。)
 
メールアドレス
この項目は教務情報システムにログイン後、表示されます。
 
URL
「初級地域公共政策士」資格取得科目履修制度(学生向け)
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=1053
 

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