タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
経済415       30   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2020 後学期 集中 国際地域創造学部国際地域創造学科  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
g00608002 コミュニティ・プロデューサー養成講座   2  
担当教員[ローマ字表記]
高畑 明尚, 畑中 寛 [Hiroshi Hatanaka]  
授業の形態
講義、演習又は実験、実務経験講師
 
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、フィールドワークなど学生が体験的に学ぶ、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
「地方創生」「地域活性化」「地域づくり」など地域を取り巻く環境は刻々と変化しており、地域活動を担う人々をつなげる「プロデューサー的な役割」の人材が求められています。地域活動の担い手となる人材は、行政のみならず、民間企業やNPO法人、児童生徒から学生、青年会やシニア世代まで幅広い方々(マルチステークホルダー)の参画が求められています。
本科目では、マルチステークホルダーをつなぎ、地域を元気に盛り上げる能力「プロデュース能力」を高めるための実践的な内容を学習する機会を提供します。海外と県内の事例を比較検証するために、地域のコミュニティ開発が進み、移住者が全米で最も多い都市であるオレゴン州ポートランドをモデルに、県外の自治体と沖縄の自治体を対象とした課題抽出やビジョン策定などの手法を学習します。地域課題抽出のあるべき姿については、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を基準として策定し、比較検証に取り組みます。
コミュニティのプロデューサーとして活躍されている、和歌山県の有田川町でポートランドと繋ぎ「有田川という未来 ARIDAGAWA2040」プロジェクトの仕掛け人である有井安仁氏、沖縄で最もまちづくりが注目されている沖縄市コザで街ホテルとしてデザインされたトリップショットホテルズ・コザや「まちづくりゼミ合宿」をプロデュースする島袋武志氏など多彩な外部講師による座学を実施します。また、実際に街ホテルに宿泊して、街歩きのフィールドワークやテーマごとにプロデュースされている現場を調査します。(コロナ対策のため、日帰り2日間に変更)
学習プロセスは講義とグループ演習、フィールドワークなどで実施し、グループ共通の認識、共通の解を求め、成果を共有していき、最終的には教室全体の共通の認識と成果の共有を図っていく方法をとります。そのため、ファシリテーション・スキルの修得を重視し、地域活動を担う「プロデュース能力」を発揮できる基礎的な能力を身に着けます。
本科目の授業方法は、学生と社会人がグループでディスカッションやワーク(作業)に取り組むアクティブラーニングを基本とします。
 
URGCC学習教育目標
社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力
 
達成目標
達成目標は、「コミュニティ・プロデューサー」とは何かについての認識の修得に加え、ファシリテーション能力の獲得を目指します。
1.地域的な課題を発見でき、海外の事例から地域との比較検証ができる。[地域・国際性]
2.人の意見を聞き理解することができる[コミュニケーション・スキル] [社会性]
3.人の意見を評価することができ、質問することができる。 [社会性]
4.人の意見を引き出す(ファシリテート)ことができる。[コミュニケーション・スキル]
5.人の意見と自分の意見の主観性客観性を腑分けし、比較検討することができる。[問題解決力]
6.グループ内(教室内)の多様な意見の調整のために、立ち位置を変えて意見を述べることができる。[コミュニケーション・スキル] [問題解決力]
 
評価基準と評価方法
1.ワークショップにおける発言内容と発言引き出しのファシリテーションの力を評価します。
2.プレゼンテーションにおける説明能力、質問能力を評価します。
3.招聘講師の主張を理解できる力をレポートによって評価します。
4.「地域との協働」の能力を上記1~3を含め総合的に勘案します。
 
履修条件
■Zoom上でのグループワークがありますので、必ずデスクトップパソコンかノートパソコンで受講すること(禁:スマートフォン・タブレット端末)。
■「社会政策入門」などを受講していることが望ましい。
■グループワーク、グループディスカッション、ファシリテーション、地域課題解決に関連する科目を受講していることが望ましい。
 
授業計画
【10/2】授業内容を一部修正しました。
本科目は土日に開講する4日間の集中講義で、遠隔授業を基本として実施します。
オンラインビデオ会議「Zoom」を用いた同時双方向型授業を基本とし、2日間は現地実習も実施する「ハイブリッド型授業」として開講します。

■Zoomを用いた同時双方向型授業
※「ブレークアウトルーム」などZoomのフル機能を用いた授業になりますので、端末はディスクトップPC又はノートPCの上、「ミーティング用Zoomクライアント」(無料)をダウンロードして、ミーティングに参加してください。
※Zoomアカウントは登録(無料)した方が便利ですが、登録なしでも受講は可能です。
※下記の各開講日について「Zoomの招待」をWebclassでお知らせします。

10月24日(土)【第2時限~第5時限】
第1回:授業オリエンテーション
第2回:SDGs的な発想による地域プロデュースの考え方
第3回:地域プロデュースの先進事例①
第4回:地域プロデュースの先進事例②

11月14日(土)【第2時限~第5時限】※現地実習
『Fieldwork in KOZA』
第5回:沖縄市コザ街歩きフィールドワーク
第6回:Tripshot Hotels KOZAの見学
第7回:地域プロデュースの基礎と手法(講義)
第8回:沖縄市コザプロデュースの今後と課題

11月15日(日)【第2時限~第5時限】※現地実習
『Workshop in Tripshot Hotels KOZA』
第9回:地域・まちをプロデュースするワークショップ①
第10回:地域・まちをプロデュースするワークショップ②
第11回:地域・まちをプロデュースするワークショップ③
第12回:プレゼンテーション(リモート配信)

12月12日(土)【第3時限~第5時限】
第13回:30年後(2050年)の持続可能な地域づくり・まちづくりを考えるワークショップ①
第14回:30年後(2050年)の持続可能な地域づくり・まちづくりを考えるワークショップ②
第15回:私(私たち)が考えるまちのプロデュース提言(プレゼンテーション)
 
事前学習
■Zoomアプリのインストールや使用方法の習得等を、開講までに「事前学習」するようにしてください。
・「学生の皆さんへ(遠隔授業を受けるにあたって)」 http://rais.skr.u-ryukyu.ac.jp/dc/?p=10317
・「Zoomでの会議への参加方法」 https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362193

■以下の視察先及びフィールドワーク対象のWebを熟読しておいてください。
・Tripshot Hotels KOZA https://koza.tripshot-hotels.com/
・街改造チャンネル YouTube https://www.youtube.com/channel/UCIxQfNYgXCOHL-kf7vtG2RQ※現地実習

■以下の参考文献及びWebを熟読しておいてください。
・「ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる」山崎満広(著)
・地方創生「有田川という未来 ARIDAGAWA2040」 http://aridagawa2040.org/
 
事後学習
講師の出す課題に取り組んでください。
学んだ内容について、授業後にどのように考え、個人が変化したか、振り返りを行ってください。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
本科目は「初級地域公共政策士」の認証科目(選択必修)です。(下記URL参照)
また、本学が取り組む「アクティブシンクタンク」の社会人向けの人材育成プログラムでもあるため、自治体、NPO法人や企業等社会人等にも公開授業として提供します。
 
オフィスアワー
高畑明尚(研究室525)
畑中寛(地域国際学習センター305)※事前にメール連絡
 
メールアドレス
この項目は教務情報システムにログイン後、表示されます。
 
URL
「初級地域公共政策士」資格取得科目履修制度(学生向け)
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=1053
 

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