タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
経済416       30   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2020 後学期 集中 国際地域創造学部国際地域創造学科  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
g00609002 ICTの活用による地域課題解決   2  
担当教員[ローマ字表記]
高畑 明尚, 畑中 寛 [Hiroshi Hatanaka]  
授業の形態
講義、演習又は実験、実務経験講師
 
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、フィールドワークなど学生が体験的に学ぶ、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
本科目は、現代人の社会的・職業的自立に必須の基盤となる能力の一つであるInformation and Communication Technology(ICT)の基礎と応用事例を学習し、さらに、具体的な課題解決の提案書(ビジョン・ドキュメント)の作成を通じて、従来の考え方に囚われずに物事を前に進めていく「基礎的・汎用的能力」、その中でも特に、様々な課題を発見・分析し、適切なビジョンを描き、その課題を解決に導く「課題対応能力」を育成し、受講者の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力と態度を養成します。
また、本科目の「初級地域公共政策士」資格認証科目としての位置付けを踏まえ、提案書(ビジョン・ドキュメント)の作成対象分野として、地域社会が抱える様々な課題(地域経済の活性化、大規模災害対策、急速な高齢化等)の解決もテーマとし、地域公共人材育成を視野に入れます。
さらに、ICTの3本柱であるAI、Blockchain及びIoTを中心に各技術の基礎を理解した上で、これらを応用し、解決を行える人材を育成するため、対象分野におけるデジタル化による新しい世界観の構築、ペルソナ(ユーザ)の定義、Needs/Wantsの特定、サービスの定義、インダストリープラットフォーム定義のステップで課題解決・提案書(ビジョン・ドキュメント)作成の手法を学習する総合的な内容を扱います。
具体的には、AI、Blockchain及びIoT技術内容と国内外におけるデジタル化の事例、先端技術を活用した業界ユースケースの講義を踏まえ、演習として課題解決にどのようにICTによるデジタル化を適用するかについて検討し、提案書(ビジョン・ドキュメント)を作成します。
本科目の授業方法は、学生と社会人がグループでディスカッションやワーク(作業)に取り組むアクティブラーニングを基本とします。
 
URGCC学習教育目標
社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力
 
達成目標
ICTの3本柱を構成するAI、Blockchain及びIoTとは何かについての専門的知識の修得に加え、これらを応用する課題解決及び提案書(ビジョン・ドキュメント)作成能力の獲得を目的とします。また、AI、Blockchain及びIoTのハンズオンを通じてICT提案の目利きが出来る力を養います。
1.ICTの3本柱を構成するAI、Blockchain及びIoTを中心に技術の基礎について理解し、それがもたらす無人化、ペーパーレス、キャッシュレス、ニューエコシステムについて説明・応用できるようになる。[専門性] [情報リテラシー]
2.行政・産業各分野における課題解決に向けICTの活用を踏まえた新たな世界観に基づくビジョンの構築ができるようになる。[地域・国際性]
3. 行政・産業の各分野におけるペルソナ(ユーザ)を定義し、そのNeeds/Wantsを満たす為に必要なサービスを定義する。さらに必要なサービスを踏まえてインダストリープラットフォームを定義する。 [問題解決力]
4.行政・産業リーダーに向けた提案書(ビジョン・ドキュメント)を、他人の発想や自分とは異なる考え方を取り入れ作成して、これを円滑に作成発表できるようになる。[社会性] [コミュニケーション・スキル]
5.AI、Blockchain及びIoTのミニのハンズオンを経験してICTのテクノロジーレイヤーの基礎ついて理解し、デジタル化提案の目利きができるようになる。[情報リテラシー]
 
評価基準と評価方法
1.各演習における発言内容とビジョン提案の力を評価します。
2.各演習における説明と質問のコミュニケーション力を評価します。
3.調査・分析結果を提案書に取りまとめ、記述できる力をレポート、説明する力をプレゼンテーションによって評価します。
4.「ICTの活用による課題の解決・ビジョン作り」ができる能力を上記1~3を含め総合的に勘案します。
 
履修条件
■Zoom上でのグループワークがありますので、必ずデスクトップパソコンかノートパソコンで受講すること(禁:スマートフォン・タブレット端末)。
■「社会政策入門」などを受講していることが望ましい。
■グループワーク、グループディスカッション、ファシリテーション、地域課題解決に関連する科目を受講していることが望ましい。
 
授業計画
【9/25】授業内容を一部修正しました。

本科目は土日4日間の集中講義で、遠隔授業として開講します。
オンラインビデオ会議「Zoom」を用いた同時双方向型授業です。
授業及びグループワークのコミュニケーションでビジネスチャットツール「Slack」を用います。

■Zoomを用いた同時双方向型授業
※「ブレークアウトルーム」などZoomのフル機能を用いた授業になりますので、端末はディスクトップPC又はノートPCを準備の上、「ミーティング用Zoomクライアント」(無料)をダウンロードして、授業に参加してください。
※Zoomアカウントは登録(無料)した方が便利ですが、登録なしでも受講は可能です。
※下記の各開講日について「Zoomの招待」をWebclassでお知らせします。「仮登録」をしないと「Zoomの招待」が届きませんので注意してください。

10月10日(土)【第3時限~第5時限】※第3時限から
第1回:オリエンテーション (WELCOME TO YOUR ONLINE PROGRAM)
第2回:ICT概観〔講義1〕
第3回:AIの概観とインパクト〔講義2〕

10月11日(日)【第2時限~第5時限】
第4回:AIのもたらすインパクトと課題への適用検討〔演習1〕
第5回:Blockchainの概観とインパクト〔講義3〕
第6回:Blockchainのもたらすインパクトと課題への適用検討〔演習2〕
第7回:ICTを活用した新しい世界観の構築(1)〔演習3〕

11月7日(土)【第2時限~第5時限】
第8回:ICTを活用した新しい世界観の構築(2)〔演習4〕
第9回:ミニハンズオン・AI〔演習5〕
第10回:IoT及びその他技術(Big Data、Cloud等)の概観〔講義4〕
第11回:提案書の作成・発表〔演習6〕

11月8日(日)【第2時限~第5時限】
第12回:提案書の作成〔演習7〕 
第13回:ミニハンズオン・Blockchain/IoT〔演習8〕
第14回:提案書の作成〔演習9〕 
第15回:提案書の発表〔演習10〕

*ハンズオン:体験型の学習方法の一。実際に手で触れるなどの体験を通じて、より理解を深めることを目的とする。
 
事前学習
■Zoomアプリのインストールや使用方法の習得等を、開講までに「事前学習」するようにしてください。
・「学生の皆さんへ(遠隔授業を受けるにあたって)」 http://rais.skr.u-ryukyu.ac.jp/dc/?p=10317
・「Zoomでの会議への参加方法」 https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362193

■Slackについて、開講までに「事前学習」するようにしてください。
https://slackdemo.com/intl/ja-jp/?vst=.5td7r4qjt70s0d2cyxermqk7j

■以下の書籍に目を通しておいてください。
・「超AI入門」松尾豊[編著]
・「ブロックチェーンの未来〜金融・産業・社会はどう変わるのか」翁百合・川柳範之・岩下直行
・「仮想通貨とブロックチェーン」木ノ内敏久
・「5Gビジネス」亀井卓也
・「公共IoT 地域を創るIoT投資」井熊均・井上岳一・木通秀樹
 
事後学習
講師の出す課題に取り組むこと。
学んだ内容について、授業後にどのように考え、個人が変化したか、振り返りを行ってください。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
適宜授業内で紹介します。
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
本科目は「初級地域公共政策士」の認証科目(選択必修)です。(下記URL参照)
また、本学が取り組む「アクティブシンクタンク」の社会人向けの人材育成プログラムでもあるため、自治体、NPO法人や企業等社会人等にも公開授業として社会人にも提供します。
 
オフィスアワー
高畑明尚(研究室525)
畑中寛(地域国際学習センター305)※事前にメール連絡
 
メールアドレス
この項目は教務情報システムにログイン後、表示されます。
 
URL
「初級地域公共政策士」資格取得科目履修制度(学生向け)
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=1053
 

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