タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
法学521           抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2018 前学期 集中 法文学部総合社会システム学科  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
204735001 応用刑事法   2  
担当教員[ローマ字表記]
森川 恭剛 [Yasutaka Morikawa], 未定(法文)  
授業の形態
講義
 
アクティブラーニング
 
 
授業内容と方法
久留米大学・吉弘光男教授による夏期集中講義として開講します。
日本の刑事手続の問題点を、誤判という観点から検討することを目的とします。周知のとおり、免田事件、松山事件、財田川事件そして島田事件という死刑が確定した事件について、再審が開始され、最終的に無罪判決が下されました。いわゆる死刑台からの生還です。これ以外にも、再審無罪事件は存在していますし、再審請求がなされている事件も存在しています。また、通常手続の間で無罪判決が下され、それが確定した事件もあります。このような事件を概観・検討することで、日本の刑事手続が抱えている問題点を明らかにすることが本講義の目的です。
その目的を達するために、まず、刑事手続の流れを概観・確認し、その後具体的な事件を検討していきたいと思います。その作業を通して、刑事手続の基礎を固めるとともに、いわゆる「冤罪」の原因を考究したいと思います。なお、刑事手続の概要の確認の際には、視聴覚教材を用いることも予定しています。
 
URGCC学習教育目標
社会性、問題解決力、専門性
 
達成目標
(1)刑事手続の流れや基本概念を正確に説明できること、(2)刑事訴訟法の目的に関する理論の対立を正確に説明できること、(3)再審についての理論を正確に説明できること、(4)誤判の原因について自分なりの説明ができること
 
評価基準と評価方法
学生の発言や討論状況を中心に、平常点で評価します。
 
履修条件
特になし(基礎刑事法は未履修でも構いません。)
なお、応用刑事法は2年次以上対象の法文学部科目で、人文社会学部便覧には科目記載がありませんので、もし人文社会学部の1年生が履修した場合は、他学部の講義履修としての取扱いになるとのことです。
 
授業計画
①講義ガイダンス               ⑨事例研究(再審無罪事件の研究(2))
②刑事訴訟法の目的                ~弘前大学教授夫人殺し事件
~実体的真実主義とデュー・プロセス論     ⑩事例研究(再審無罪事件の研究(3))
③刑事手続の概要(1)              ~布川事件
④刑事手続の概要(2)            ⑪事例研究(再審無罪事件の研究(3))
⑤刑事手続の概要(3)              ~梅田事件
⑥上訴制度                  ⑬誤判原因の研究(1)
⑦再審制度                  ⑭誤判原因の研究(2)
⑧事例研究(再審無罪事件の研究(1))     ⑮誤判原因の研究(3)
~免田事件  ⑯試験
(以上は変更の可能性があります。)
 
事前学習
参考書はおって指示します。
基本的にレジュメを作成し、それに従って講義します。
 
事後学習
集中講義ですので、授業中に適宜指示します。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
誤判研究の専門家による集中講義です。またとない機会ですので積極的に受講してください。登録締切は開講1週間前です。
登録受付は、ymorikaw@ll.u-ryukyu.ac.jp(森川)です。学籍番号・氏名・フリガナ・学年・所属専攻等を明記して下さい。
 
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