タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
物物322   [月2]理114   50   抽選対象   遠隔授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2023 後学期 月2 理学部物質地球科学科  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
400861002 物理数学Ⅳ   2  
担当教員[ローマ字表記]
瓜生 康史  
授業の形態
講義、実習
 
アクティブラーニング
フィールドワークなど学生が体験的に学ぶ、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
偏微分方程式の解法として提唱されたフーリエ級数解析は,関数空間の概念の出発点として関数解析学の発展をもたらした。また,フーリエ・ラプラス変換も含めて様々な応用があり,現代の科学・技術はフーリエ解析なしには成り立たないと言っても過言ではない。この講義ではフーリエ解析の数学的な基礎と物理学での応用,特に,信号解析・量子力学・偏微分方程式の解法への応用について学ぶ。
 
URGCC学習教育目標
自律性、問題解決力、専門性
 
達成目標
フーリエ級数の数学的概念について理解する。
フーリエ積分の計算法について理解する。
フーリエ変換の数学的概念について理解する。
フーリエ変換の応用として,離散ふーり変換・高速フーリエ変換の方法を理解する。
フーリエ変換の量子力学への応用を理解する。
フーリエ変換の偏微分方程式の解法への応用を理解する。
 
評価基準と評価方法
講義の際に出す課題に対するレポートにより評価する。
 
履修条件
微分積分学ST I・ IIまたは自然科学のための数学I・IIのいずれかと,物理学I・IIまたは物理学入門I・IIのいずれかを履修していることが望ましい。
 
授業計画
1.フーリエ解析
第1回 イントロダクション
第2回 直交関数系とフーリエ級数
第3回 色々な周期関数のフーリエ級数
第4回 フーリエ級数展開の数学概論(1)
第5回 フーリエ級数展開の数学概論(2)
第6回 フーリエ変換
第7回 フーリエ変換の性質と超関数(1)
第8回 フーリエ変換の性質と超関数(2)
2.フーリエ変換を利用したデータ解析
第9回 サンプリング定理
第10回 離散フーリエ変換(DFT)
第11回 高速フーリエ変換(FFT)
第12回 確率過程 - ランダムプロセス
3.フーリエ解析の物理学への応用
第13回 量子論への応用(1)
第14回 量子論への応用(2)
第15回 量子力学における散乱問題
 
事前学習
微積分,特に三角関数の積分(置換積分、部分積分を含む)をよく復習しておくこと。
 
事後学習
課題を解くことで,講義内容の理解を深める。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ISBN
4563011177
備考
技術者のための高等数学 / E. クライツィグ著, 3
著者名
E. クライツィグ著 ; 阿部寛治訳
出版社
培風館
出版年
2003
NCID
参考書 書名 ISBN
978-4-480-09837-5
備考
ちくま学芸文庫, [コ-47-1]
著者名
小出昭一郎著
出版社
筑摩書房
出版年
2018
NCID
参考書 書名 ISBN
4-00-007899-2
備考
物理と数学シリーズ, 3
著者名
今村勤著
出版社
岩波書店
出版年
1994
NCID
参考書 書名 ISBN
4-00-010804-2
備考
岩波講座応用数学 / 甘利俊一 [ほか] 編集, . 方法||ホウホウ ; 4
著者名
木村英紀著
出版社
岩波書店
出版年
1999
NCID
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
Pythonまたは数式処理ソフトを講義で利用する予定です。
 
オフィスアワー
随時:空いている時間はいつでも対応しますが,できるだけ講義の際かメール等で時間を予約してください。
 
メールアドレス
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