タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
総20   [木5]医学部臨床講義棟   120   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2024 前学期 木5 共通教育等科目総合科目  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
100428001 ヒトの科学と人間の医学   2  
担当教員[ローマ字表記]
山下 暁朗  
授業の形態
講義
 
アクティブラーニング
学生が自身の考えを発表する
 
授業内容と方法
【授業内容】
本講義では、以下のテーマを中心に学びます。

1.医学の本質とは何かを考える
2.生命倫理学、臨床倫理学、医療人類学という視点から医学を理解する
3.医療技術の進歩と社会的背景
4.医療と社会の関係性
5.多様な文化・環境における医療の課題

【授業方法】
本講義では、以下のような方法で学びます。

オムニバス形式の講義:琉球大学医学部医学科の基礎専門教育科目の教授陣が中心となって、それぞれの専門分野からの視点で講義を行う。
討論・ディスカッション:学生たちとの討論・ディスカッションを通じて、医学の本質や社会的関連性について深く考える。
レポート:レポートを通じて、医学に関する課題に取り組み、自ら考える力を養う。
参考資料:関連する書籍や文献を参照し、授業の理解を深める。
 
URGCC学習教育目標
自律性、社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
 
達成目標
この科目を履修することにより、以下の学習達成事項を達成することが期待されます。

① 知識・理解:医学研究において生命倫理学、臨床倫理学、医療人類学の3本の柱と人間学の重要性について理解すること。
② 思考・判断:医学に関する倫理的な問題を論理的に考え、判断する力を養うこと。
③ 関心・意欲:医学とは何かという問いに対して深い関心を持ち、学び続ける意欲を持つこと。
④ 技能・表現:医療に関わる社会的・倫理的な問題について、自分の考えを明確に表現するスキルを身に付けること。

なお、本講義が担当する講義は、医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成 28 年度改訂版) の「A-1 プロフェッショナリズム」、「A-2 医学知識と問題対応能力」、「A-8 科学的探究」、「A-9 生涯にわたって共に学ぶ姿勢」、「B-1 集団に対する医療」、「B-2 法医学と関連法規」、「B-3 医学研究と倫理」、「C-1 生命現象の科学」、「C-5 人の行動と心理」などに関連しており、卒業時コンピテンスの「C.プロフェッショナリズム」、「CⅡ.医学知識」、「CVⅡ.科学的探究」に該当します。また、URGCCの「U.自律性」、「U.社会性」、「U.コミュニケーション・スキル」、「U.情報リテラシー」、「U.問題解決力」、「U.専門性」にも該当します。
 
評価基準と評価方法
1.総授業時間数(15回)の3分の1以上欠席した者には単位は与えません。(「琉球大学各学部共通細則」による)。
2.成績評価は出席状況・出席レポート(6点 x15コマ)と最終講義日(2024年7月25日)に課す総合レポート(10点)の得点に基づいて行います。出席状況。出席レポート、総合レポート評価と併せて100点満点とします。90点以上をA、80点以上89点以下をB、70点以上79点以下をC、60点以上69点以下をD、59点以下をFとし、A、B、C及びDを合格、Fを不合格とします。(「琉球大学各学部共通細則」による)。
3.評価結果に不服がある場合には、成績発表後1週間以内に成績不服申し立てを行ってください。
 
履修条件
医学部 医学科学生のみ履修可能とする。
 
授業計画
回 日にち 曜日 時限             担当講座 講義タイトル     講義担当者
1 4月11日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 法医学     人間の死にまつわる話 二宮 賢司
2 4月18日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 分子解剖学 2つの顔を持つGABA 高山 千利
3 4月25日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 分子細胞生理学 精神と分子     松下 正之
4 5月9日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 再生医学 膵島移植の意義     野口 洋文
5 5月16日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 医化学     拡大する生体分子修飾の世界 鈴木 健夫
6 5月23日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) ウイルス学 ウイルスの不思議 大野 真治
7 5月30日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 人体解剖学 人類の進化と多様性 木村 亮介
8 6月6日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 腫瘍病理学 遺伝子解析と病理診断 和田 直樹
9 6月13日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 生化学     転写後制御の「見える化」黒柳 秀人
10 6月20日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 細胞病理学  診断病理学 -今、形態が面白い-         川上 史
11 6月27日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) システム生理学 ホメオスターシスと高次脳機能としての排尿 宮里 実
12 7月4日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 薬理学     リサーチマインド 筒井 正人
13 7月11日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 細菌学     コレラ         山城 哲
14 7月18日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 公衆衛生学・疫学 一般の人々、社会と医学 中村 幸志
15 7月25日 木 5限目(16:30-18:00、90分間) 先進医療創成科学 mRNA品質管理機構の分子機構解明と疾患治療への応用 山下 暁朗

場所:医学部臨床講義棟2階大講義室(201教室)
都合により講義の順番が変更になることがあります。
 
事前学習
本講義は、医学を学ぶための基礎的な知識を身につけることを目的としています。そのため、履修前に以下の内容を予習し、基本的な知識を身につけておくことを推奨します。

1.生物学の基礎知識:高校までに学んだ生物の細胞構造、遺伝子、細胞分裂、代謝、生物の進化に関する基礎的な知識をまとめておきましょう。分子細胞生物学講義での講義前オンデマンド学習が役に立ちます。
2.医学の基礎知識:身体の構造と機能、疾患と治療法に関する基礎的な事項を予習しましょう。
3.医学に関する最新の研究:医学に関する最新の研究成果を理解するために、医学に関する論文や研究報告などを読んでおくことを推奨します。
上記の事前学習には、専門書、学術論文、インターネット上の情報など、様々な情報源があります。履修前にできるだけ多くの情報源から情報を収集し、事前学習をしっかりと行い、授業に臨むよう心がけましょう。
 
事後学習
1.復習の推奨
授業で学んだ内容を復習することを推奨します。授業で学んだ内容をノートにまとめたり、テキストや参考書を用いて自己学習を進めることで、理解を深めることができます。

2.オンライン学習コンテンツの提供
講義によっては、WebClassで講義資料を提供します。これらを用いて授業で学んだ内容をもう一度確認することができます。

3.質問対応のサポート
授業で理解できなかった内容や、不明点がある場合は、教員に質問することができます。WebClassの掲示板やメールなどを通じて質問対応を行います。

以上のような取り組みが、授業で学んだ内容を定着させることにつながります。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
教科書・参考書の事前指定は特ありません。必要があれば、教員ごとに各講義日に指定します。
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
2023年4月11日から授業を開始します。
 
オフィスアワー
山下暁朗(先進医療創成科学講座)
研究室:第二基礎基研究棟 2 階  209 室
オフィスアワー:月曜日  午後13時~

高橋良明(先進医療創成科学講座)
研究室:第二基礎基研究棟 2 階  209 室
オフィスアワー:月曜日  午後13時~
 
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