科目番号
教室
登録人数
履修登録方法
対面/遠隔
総95
20
抽選対象
遠隔授業
開講年度
期間
曜日時限
開講学部等
2024
後学期
集中
共通教育等科目総合科目
講義コード
科目名[英文名]
単位数
101283002
総合特別講義Ⅴ (DX(デジタルトランスフォーメーション)による地域課題解決)
2
担当教員[ローマ字表記]
畑中 寛 [Hiroshi Hatanaka]
授業の形態
講義、演習又は実験、実務経験講師
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、フィールドワークなど学生が体験的に学ぶ、学生が文献や資料を調べる
授業内容と方法
本科目は、近年における社会や組織に必須となる活動の一つといえる「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の基礎と応用事例を学習し、さらに、具体的な課題解決の提案書の作成を通じて、従来の考え方に囚われずに物事を前に進めていく「基礎的・汎用的能力」、その中でも特に、様々な課題を発見・分析し、適切なビジョンを描き、その課題を解決に導く「課題対応能力」を育成し、受講者の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力と態度を養成します。
また、本科目の「初級地域公共政策士」資格認証科目としての位置付けを踏まえ、提案書の作成対象分野として、地域社会が抱える様々な課題(地域経済の活性化、大規模災害対策、急速な高齢化等)の解決もテーマとし、地域公共人材育成を視野に入れます。
さらに、DXの基礎を理解した上で、これらを応用し解決を行える人材を育成するため、対象分野におけるデジタル化による新しい世界観を踏まえ、課題解決に向けた提案書作成の手法を学習する総合的な内容を扱います。
具体的には、DXの国内外における事例、先端技術を活用した業界ユースケースの講義を踏まえ、アイデアソン形式でDXを活用した地域課題解決を検討し、企画提案書を作成します。
本科目の授業方法は、学生と社会人がディスカッションやグループワークに取り組むアクティブラーニングを基本ととし、グループが協働で地域課題の発見及び解決に主体的に取り組むPBL(Project Based Learning)型の授業です。
また、この授業はオンライン授業(Zoomによる同時双方向型)を基本とし、対面授業としてのアイデアソンや発表会を組み合わせた「ハイブリッド型授業(ブレンド型)」です。さらに、グループのコミュニケーションツールとして「Slack」を基本とし、「Googleスプレッドシート」や「Google スライド」等も用います。
担当教員によるショートレクチャーのほか、小グループに分かれた受講生同士のディスカッションに多くの時間を割いて授業を行います。そのため、授業時間中はカメラを常時「ОN」とすることを原則とします(グループワーク時はマイクも常時「ОN」)。
URGCC学習教育目標
自律性、社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
達成目標
DX(デジタルトランスフォーメーション)=「デジタル変革」とは何かについての専門的知識の修得に加え、これらを応用する課題解決及び提案書作成能力の獲得を目的とします。また、DX提案の目利きが出来る力を養います。
1.DXに係る技術の基礎について理解し、それがもたらす無人化、ペーパーレス、キャッシュレス、ニューエコシステムについて説明・応用できるようになる。[専門性] [情報リテラシー]
2.行政・産業各分野における課題解決に向けDXを踏まえた新たな世界観に基づくビジョンの構築ができるようになる。[地域・国際性]
3.行政・産業リーダーに向けた提案書を、他人の発想や自分とは異なる考え方を取り入れ作成して、これを円滑に作成発表できるようになる。[社会性] [コミュニケーション・スキル]
5.DXのテクノロジーレイヤーの基礎ついて理解し、デジタル化提案の目利きができるようになる。[情報リテラシー]
6.本科目の調査・研究活動そのものが、自らが住み・学び・働く沖縄地域への貢献となる。[地域貢献力]
また、この科目は一般財団法人地域公共人材開発機構が認証する「初級地域公共政策士」資格の対象科目で、対象科目群で次のような知識、技能、職務遂行能力の養成により総合的な到達目標の獲得を目的とします。
①知識:地域社会における様々な課題の背景や文脈を理解できる。
②技能:複雑な課題に対して、具体的な解決方法を提起できる。
③職務遂行能力:特定のプログラムや課題について、業務を主体的に運用することができる。
総合的な到達目標:地域課題に対応した業務を主体的に判断した遂行できる能力の獲得。
※「地域公共政策士学習アウトカム定義」より。
評価基準と評価方法
【評価基準】
1.各演習における発言内容とビジョン提案の力を評価します。
2.各演習における説明と質問のコミュニケーション力を評価します。
3.調査・分析結果を提案書に取りまとめ、記述できる力をレポート、説明する力をプレゼンテーションによって評価します。
4.グループワークに積極的に参加し、チームに貢献する協働力を評価します(授業時間外のSlackも含む)。
5.「DXによる課題の解決・ビジョン作り」ができる能力を評価します。
6.自らが住み・学び・働く沖縄への地域貢献を評価します。
上記1~6を含め総合的に勘案します。
【評価方法】
1.最終レポート…40%
2.授業後のミニレポート(Slackでの振り返り)やプレゼンテーション等のアウトプット…20%
3.オンラインPBLとしての受講態度…20%
4. グループ内でのファシリテーションとしての協働…20%
※担当教員が受講態度等が「不適切」と判断した場合は、授業の出席に関わらず単位を付与しないことがあります。
履修条件
■本科目は令和4年度まで国際地域創造学部で開講した「ICTの活用による地域課題解決」の受講者は登録ができませんので、ご注意ください。
■5日の集中講義のため、全日程に出席することが最低条件です(特に初日と対面授業、発表会は重要)。
1.オンライン(Zoom)上で高度なワーク(マルチタスク)に取り組むため、必ずハイスペックなデスクトップPC又はノートPCで受講すること(禁:スマートフォン・タブレット端末)。
2.オンライン(Zoom)でグループワーク・ディスカッションに取り組むため、原則カメラは常時ONで受講すること(出席の前提条件)。
3.グループワークに積極的に参加し、課題発見力・課題解決力を身につけようという意欲があること。
4.講義は社会人も参加する授業のため、学生以外の社会人等と積極的にコミュニケーションをとる意欲があること。
5.本科目を含む「初級地域公共政策士」資格対象8科目を受講することが望ましい(下記Webページ参照)。また、グループワーク、グループディスカッション、ファシリテーション、地域課題解決に関連する科目を受講していることが望ましい。
6.本科目の調査・研究活動そのものが、自らが住み・学び・働く沖縄地域への貢献となること。
※本科目の受講を希望する学生は、必ず下記Webを参照の上説明会(9月24日予定)にも参加するようにしてください。
□「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=3054
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=3072
(本学在学生向け)
授業計画
10月19日(土)【第3時限~第5時限】
第1回:オリエンテーション、RX(Ryudai Transformation)とDラボについて
第2回:生成AIに関する講義-1
第3回:生成AIに関する講義-2
11月9日(土)【第3時限~第5時限】
第4回:DⅩに関する講義-1
第5回:DⅩに関する講義-2
第6回:DⅩに関する講義-3
11月30日(土)【第3時限~第5時限】※アイデアソン(対面授業)
第7回:アイデアソンの解説
第8回:DXアイデアソン①(グループワーク)
第9回:DXアイデアソン②(グループワーク)
12月21日(土)【第3時限~第5時限】※アイデアソン(オンライン授業)
第10回:DXアイデアソン③(グループワーク)
第11回:DXアイデアソン④(中間報告)
第12回:DXアイデアソン⑤(グループワーク)
2月1日(土)【第3時限~第5時限】※対面の発表会(学内等で開催)
第13回 プレゼンテーションの最終調整
第14回 発表会の開催・講評-1
第15回 発表会の開催・講評-2
※初回の前日までに、担当教員より本授業のZoomのURLを教務情報システムのメッセージ(学生)又はe-mail(社会人)で送信するので、必ず確認の上受講してください。
事前学習
事前学習:本科目の学習管理・支援プラットフォームは「Slack」になります。
Slack内の「講義資料」に資料があれば、事前学習に活用してください。
以下の「参考図書」に目を通しておいてください。
事後学習
事後学習:本科目の学習管理・支援プラットフォームは「Slack」になります。
毎回の授業終了後、Slack内で振り返りを行います(ミニレポートに相当)。学んだ内容について、授業後にどのように考え、個人が変化したか、振り返りを行ってください。
Slack内の「講義資料」に資料があれば、事後学習に活用してください。
グループメンバーと協力してDXによる地域課題解決プジェクトをSlackを活用して検討します。
また、講師の出す課題に取り組んでください。
教科書にかかわる情報
教科書全体備考
参考書にかかわる情報
参考書全体備考
適宜授業内で紹介します。
使用言語
日本語
メッセージ
本科目は「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度の選択必修科目です。
また、本学が取り組む社会人向けの人材養成プログラムでもあるため、自治体、NPO法人や企業等の社会人にも履修証明プログラムとして提供します。
※遠隔授業受講に関する支援
令和4年度入学の学生から、ノートパソコン等を必携することをお願いしています。経済的理由等により購入が困難な場合や故障等による一時借用等については、所属学部・研究科の窓口または教育支援課まで相談するようにしてください。
また、学内で遠隔授業を受講することができるように Wi-Fi アクセスポイントが整備された教室等(附属図書館や共通教育棟の空き教室等)が準備されています。
オフィスアワー
畑中寛(地域国際学習センター309)※事前にメール連絡
メールアドレス
この項目は教務情報システムにログイン後、表示されます。
URL
「初級地域公共政策士」資格取得科目認証制度
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=3054
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