タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
総96       50   抽選対象   遠隔授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2024 前学期 集中 共通教育等科目総合科目  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
101284001 総合特別講義Ⅵ (クラウドファンディング実践講座)   2  
担当教員[ローマ字表記]
畑中 寛 [Hiroshi Hatanaka]  
授業の形態
講義、演習又は実験、実務経験講師
 
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、フィールドワークなど学生が体験的に学ぶ、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
近年、新しい資金調達の方法として「クラウドファンディング」に注目が集まっています。クラウドファンディングとは、「群衆(Crowd)」と「資金調達(Funding)」という言葉を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した人から資金を集める方法です。
本科目では、地域が抱える課題を解決するため新たな資金調達の方法である「クラウドファンディング」について、商品開発やサービス提供などの事業プランニングの手法を学習します。
本科目を通じて、地域づくりに取り組むコンセプト、事業プランニング、ソーシャルメディア戦略などを、受講生一人一人が考え、実際にクラウドファンディングを立ち上げることができるようになるよう、実践的な授業を行います。
また、本科目では、学内教員による講義に加え、県内にてクラウドファンディングを運営する機関、クラウドファンディングのコーディネート役割を担うキュレーターによる実践的なプロジェクトの立ち上げ方法についても学びます。県内から講師を招聘し、クラウドファンディングの成功・失敗事例、クラウドファンディングをコーディネートするキュレーターの事例を学びながら、クラウドファンディングの実践力をつけていきます。
さらに、本科目は地域課題だけでなく他の事例を学び、学生と社会人及び実務家が相互の交流を行うための学びの場を提供します。

本科目の授業方法は、学生と社会人がディスカッションやグループワークに取り組むアクティブラーニングを基本ととし、グループが協働で地域課題の発見及び解決に主体的に取り組むPBL(Project Based Learning)型の授業です。
また、この授業はオンライン授業(Zoomによる同時双方向型)を基本とし、対面授業を組み合わせた「ハイブリッド型授業(ブレンド型)」です。さらに、グループのコミュニケーションツールとして「Slack」を基本とし、「Googleスプレッドシート」や「Google スライド」等も用います。
担当教員によるショートレクチャーのほか、小グループに分かれた受講生同士のディスカッションに多くの時間を割いて授業を行います。そのため、授業時間中はカメラを常時「ОN」とすることを原則とします(グループワーク時はマイクも常時「ОN」)。
 
URGCC学習教育目標
自律性、社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
 
達成目標
(1)地域における課題を抽出し、地域への想いを形にしていくプロセスについて理解している。[社会性] [地域・国際性] [専門性]
(2)「コンセプトファースト」という考え方から新しいことをはじめる気づきを与え、地域連携や社会貢献のあり方について理解している。[社会性][地域・国際性][専門性]
(3)地域課題について主体的に考えることができ、クラウドファンディングを活用した実践的な活動ができる。[自律性] [社会性] [地域・国際性] [問題解決力]「情報リテラシー」
(4)地域課題を解決するための企画提案をグループで作成・発表ができる。[地域・国際性] [問題解決力]「情報リテラシー」

また、この科目は一般財団法人地域公共人材開発機構が認証する「初級地域公共政策士」資格の対象科目で、対象科目群で次のような知識、技能、職務遂行能力の養成により総合的な到達目標の獲得を目的とします。
①知識:地域社会における様々な課題の背景や文脈を理解できる。
②技能:複雑な課題に対して、具体的な解決方法を提起できる。
③職務遂行能力:特定のプログラムや課題について、業務を主体的に運用することができる。
総合的な到達目標:地域課題に対応した業務を主体的に判断した遂行できる能力の獲得。
※「地域公共政策士学習アウトカム定義」より。
 
評価基準と評価方法
【評価基準】
(1)地域の課題を把握し、実践的な活動に繋げることができているか。
(2)他者と協力して課題を設定し、情報収集・分析してその結果を分かりやすく文章・口頭で説明できるか。
(3)グループワークに積極的に参加し(Slackの時間外活動含む)、チームに協力・貢献することで成果をあげられるか。
※オンライン(Zoom)でグループワーク・ディスカッションに取り組むため、原則カメラは常時ONで受講すること(出席の前提条件)。

【評価方法】
(1)最終レポート … 40%
(2)授業後のSlackでの振り返り … 20%
(3)グループプロジェクトの企画提案書の内容及びプレゼンテーション … 20%
(4)グループワークへのファシリテーションとしての協力・貢献 … 20%
※担当教員が受講態度等が「不適切」と判断した場合は、授業の出席に関わらず単位を付与しないことがあります。
 
履修条件
■5日の集中講義のため、全日程に出席することが最低条件です(特に初日と対面授業は重要)。
1.オンライン(Zoom)上で高度なワーク(マルチタスク)に取り組むため、必ずハイスペックなデスクトップPC又はノートPCで受講すること(禁:スマートフォン・タブレット端末)。
2.オンライン(Zoom)でグループワーク・ディスカッションに取り組むため、原則カメラは常時ONで受講すること(出席の前提条件)。
3.グループワークに積極的に参加し、課題発見力・課題解決力を身につけようという意欲があること。
4.講義は社会人も参加する授業のため、学生以外の社会人等と積極的にコミュニケーションをとる意欲があること。
5.本科目を含む「初級地域公共政策士」資格対象8科目を受講することが望ましい(下記Webページ参照)。また、グループワーク、グループディスカッション、ファシリテーション、地域課題解決に関連する科目を受講していることが望ましい。

また、本科目は県外在住学生向けの遠隔授業(オンライン)ではないので、県外在住学生は必ず登録前に担当教員に受講の確認すること。

※本科目の受講を希望する学生は、必ず下記Webを参照の上登録するようにしてください。
□「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度
  https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=3054
 
授業計画
4月20日(土)【第3時限~第5時限】
第1回 オリエンテーション(シラバスの解説、遠隔授業ツールの解説)、受講生のアイスブレイク
第2回 クラウドファンディングの国内外の潮流、沖縄における地域課題の探索と新たな資金調達の方法
第3回 学生によるクラウドファンディングの取組事例

5月18日(土)【第3時限~第5時限】
第4回 初めてのクラウドファンディング
第5回 クラウドファンディング実践事例①
第6回 プロジェクトの作成①

6月15日(土)【第3時限~第5時限】
第7回 プロジェクトの作成②
第8回 クラウドファンディングの共感を呼び込むSNSの活用法
第9回 クラウドファンディング実践事例②

7月6日(土)【第3時限~第5時限】※ワークショップ(琉大での対面授業)
第10回 提案事業の検討①
第11回 提案事業の検討②
第12回 プレゼンテーション準備①

7月27日(土)【第3時限~第5時限】※発表会(琉大での対面授業)
第13回 プレゼンテーション準備②
第14回 提案事業のプレゼンテーション
第15回 講評と総括、授業の振り返り、最終レポート課題の提示
※初回の前日までに、担当教員より本授業のZoomのURLを教務情報システムのメッセージ(学生)又はe-mail(社会人)で送信するので、必ず確認の上受講してください。
 
事前学習
事前学習:本科目の学習管理・支援プラットフォームは「Slack」になります。
Slack内の「講義資料」に資料があれば、事前学習しておいてください。
 
事後学習
事後学習:本科目の学習管理・支援プラットフォームは「Slack」になります。
毎回の授業終了後、Slack内で振り返りを行います(ミニレポートに相当)。
Slack内の「講義資料」に資料があれば、事後学習に活用してください。
グループメンバーと協力してクラウドファンディングのプロジェクトをSlack内で検討します。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
各回の講義の中で紹介します。
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
各回の講義の中で紹介します。
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
本科目は「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度の対象科目(選択必修)です。
また、本学が取り組む社会人向けの人材養成プログラムでもあるため、自治体、NPO法人や企業等の社会人にも履修証明プログラムとして提供します。
さらに、本科目は地域創生副専攻の「琉大特色・地域創生特別講義科目」です。

※遠隔授業受講に関する支援
令和4年度入学の学生から、ノートパソコン等を必携することをお願いしています。経済的理由等により購入が困難な場合や故障等による一時借用等については、所属学部・研究科の窓口または教育支援課まで相談するようにしてください。
また、学内で遠隔授業を受講することができるように Wi-Fi アクセスポイントが整備された教室等(附属図書館や共通教育棟の空き教室等)が準備されています。
 
オフィスアワー
畑中寛:地域国際学習センター3階305(事前にメールで連絡)
 
メールアドレス
この項目は教務情報システムにログイン後、表示されます。
 
URL
「初級地域公共政策士」資格取得科目履修制度(学生向け)
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=3054
 

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