タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
BC31   [木6]使用しない   4   調整期間登録   遠隔授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2024 後学期 木6 共通教育等科目キャリア関係科目  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
101500002 地域企業(自治体)お題解決プログラム   2  
担当教員[ローマ字表記]
畑中 寛 [Hiroshi Hatanaka]  
授業の形態
講義、演習又は実験、実務経験講師
 
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、フィールドワークなど学生が体験的に学ぶ、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
 国内における人口減少や高齢化等に伴い、これからの地域社会は大きく変化することが予想されます。その社会変化は「未だかつて日本が経験をしたことがない未曽有の時代」とも表現され、これからは企業や自治体もその未曽有の様々な課題に対応しながら存続や生き残りをかけていくことが求められます。企業においても、今後は益々地域社会との結びつきが求められるようになると予想されます。そのような中では当然のことながら、人材に求められる能力や資質も変わり、いかに変化の中で課題を見つけ、多様な人材を結びつけながら解決に向けた行動ができるかということが、これまで以上に求められています。
 本科目は、受講生が県内市町村(自治体)、団体、企業等が取り組んでいる課題解決を調査し、実際に課題解決に向けてグループで活動することで、これからの社会に求められる社会人基礎力を培い、キャリア観の醸成を図ることを目的とします。また、県内市町村が実際に取り組む課題解決のためのプロジェクトからテーマを選択し、ワーキンググループとして活動することで、これからの社会に求められる次世代を担うリーダーとして意識や課題発見力・課題解決力を育むことも狙いとします。
 授業では、選択したプロジェクト(テーマ)に関わる自治体・企業・学校・コーディネーターなどの指導の下、課題解決等についての知識や情報を得るための座学と実践(フィールドワーク)とを組み合わせて進め、最終的に課題解決に向けた提案を行います。
 なお、本科目はシンクタンクでの地域課題解決やまちづくり等の調査研究の経験のある教員が授業を担当します。また、本科目の授業方法は、学生と社会人が協働でディスカッションやグループワークに取り組むアクティブラーニングを基本とします。
 
 本科目の授業方法は、学生と社会人がディスカッションやグループワークに取り組むアクティブラーニングを基本ととし、グループが協働で地域課題の発見及び解決に主体的に取り組むPBL (Project-based Learning:プロジェクト型学習)形式の授業です。
 また、この授業はオンライン授業(Zoomによる同時双方向型)を基本とし、フィールドワーク(対面授業)を組み合わせた「ハイブリッド型授業(ブレンド型)」です。さらに、グループのコミュニケーションツールとして「Slack」を基本とし、「Googleスプレッドシート」や「Google スライド」等も用います。
 担当教員によるショートレクチャーのほか、小グループに分かれた受講生同士のディスカッションに多くの時間を割いて授業を行います。
 そのため、授業時間中はカメラを常時「ОN」とすることを原則とします(グループワーク時はマイクも常時「ОN」)。
 本科目は、「つながる離島・広がる沖縄」教育未来基金の助成のもと、2023(令和5年度)から「「離島地域の課題か行ける向けたオンラインPBLの開発と展開 ‐多様なステークホルダーによる本島と離島の連携‐」に取り組んでいます。
 
URGCC学習教育目標
自律性、社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
 
達成目標
1.地域の課題を発見し、その結果を口頭・文章で明確に表現することができる。【自律性、社会性、地域・国際性】
2.課題の原因が何かを分析することができ、その結果を口頭・文章で明確に表現することができる。【自律性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性】
3.分析結果をもとに、課題を解決するための、実現性が高く効果的な行動計画を立て、その結果を口頭・文章で明確に表現することができる。【自律性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性】
4.地域の課題解決に関わる他者と積極的にコミュニケーションを取り、課題解決における自分の役割を認識し、取り組むことができる。【自律性、コミュニケーション・スキル、問題解決力】
5.行動計画を実行し、改善を繰り返しながら問題解決に向けて取り組み、その結果を口頭・文章で明確に表現することができる。【問題解決力】

また、この科目は一般財団法人地域公共人材開発機構が認証する「初級地域公共政策士」資格の対象科目で、対象科目群で次のような知識、技能、職務遂行能力の養成により総合的な到達目標の獲得を目的とします。
①知識:地域社会における様々な課題の背景や文脈を理解できる。
②技能:複雑な課題に対して、具体的な解決方法を提起できる。
③職務遂行能力:特定のプログラムや課題について、業務を主体的に運用することができる。
総合的な到達目標:地域課題に対応した業務を主体的に判断した遂行できる能力の獲得。
※「地域公共政策士学習アウトカム定義」より。
 
評価基準と評価方法
【評価基準】
1.授業中のディスカッションへの参加度、毎回の授業の最後の振り返りシート(相手の意見に耳を傾けているか、自分の意見を言えるか)
2.プレゼンテーションとレポート(授業で経験したことや成果をまとめ、発信できるか)
3.Slack及びZoom(ブレークアウトルーム)でのワークやディスカッションへの協力と貢献

【評価方法】
1.オンラインPBLとしての受講態度…40%
2.授業後のミニレポート(Slackでの振り返り)やプレゼンテーション等のアウトプット…40%
3. グループによるプレゼンテーション発表…20%
※担当教員が受講態度等が「不適切」と判断した場合は、授業の出席に関わらず単位を付与しないことがあります。
 
履修条件
■本科目の履修登録は「調整期間登録」になりますので、9月30日から登録が可能になりますのでご注意下さい。
■初日のオリエンテーションとフィールドワークは特に重要です。そのため初日(オリエンテーション)に出席できない学生は受講を取り消すことがあります。
1.オンライン(Zoom)上で高度なワーク(マルチタスク)に取り組むため、必ずハイスペックなデスクトップPC又はノートPCで受講すること(禁:スマートフォン・タブレット端末)。
2.オンライン(Zoom)でグループワーク・ディスカッションに取り組むため、原則カメラは常時ONで受講すること(出席の前提条件)。
3.グループワークに積極的に参加し、課題発見力・課題解決力を身につけようという意欲があること。
4.講義は社会人も参加する授業のため、学生以外の社会人等と積極的にコミュニケーションをとる意欲があること。
5.本科目を含む「初級地域公共政策士」資格対象8科目を受講することが望ましい(下記Webページ参照)。また、グループワーク、グループディスカッション、ファシリテーション、地域課題解決に関連する科目を受講していることが望ましい。

※本科目の受講を希望する学生は、必ず下記Webを参照の上説明会(9月24日予定)にも参加するようにしてください。
□「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度
  https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=3054
  https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=3072(本学在学生向け)
 
授業計画
木曜日第6時限【18:00~19:30】対象自治体:宮古島市
①10/ 3(木) 第1回 オリエンテーション(シラバスの解説、遠隔授業ツールの解説)、受講生のアイスブレイク
②10/10(木) 第2回 自治体等による講演①・②、それらのテーマの深堀り
③10/17(木) 第3回 自治体等による講演③・④、それらのテーマの深堀り
④10/24(木) 第4回 自治体等による講演⑤・⑥、それらのテーマの深堀り
⑤10/27(日) 第5回 フィールドワーク(対面授業)①【午前の部】
⑥10/27(日) 第6回 フィールドワーク(対面授業)②【午後の部】
⑦10/31(木) 第7回 収集した情報の整理(KJ 法の講義)
⑧11/ 7(木) 第8回 地域課題の抽出①(原因分析の講義、オンラインホワイトボードで整理)
⑨11/14(木) 第9回 地域課題の抽出②(問題点、課題を整理して図示化の講義)
⑩11/21(木) 第10 回 課題解決に向けた方向性の検討①(発表の基本構成、5W1H の講義)
⑪11/28(木) 第11 回 課題解決に向けた方向性の検討②(ステークホルダーの講義)
⑫12/12(木) 第12 回 プレゼンテーション資料の作成①
⑬12/19(木) 第13 回 中間報告(各チームの発表、各チームへ質問、提案など)
        自主的グループワーク(1/9、1/16)
⑭ 1/23(木) 第14 回 プレゼンテーション資料の作成②    
⑮ 1/30(木) 第15 回 最終発表会の開催・講評(附属図書館での対面授業)

※初回の前日までに、担当教員より本授業のZoomのURLを教務情報システムのメッセージ(学生)又はe-mail(社会人)で送信するので、必ず確認の上受講してください。
※1課題当り4~5名のチーム編成を想定しています。
※チームが取組むテーマによっては、指定日時以外にも活動に取り組む可能性があります。
 
事前学習
事前学習:本科目の学習管理・支援プラットフォームは「Slack」になります。
Slack内の「講義資料」に資料があれば、事前学習に活用してください。
対象地域(宮古島市)について、その事業内容等を予め調べるとともに、問題の背景についても資料やWebなどで事前に把握しておいてください。
 
事後学習
事後学習:本科目の学習管理・支援プラットフォームは「Slack」になります。
毎回の授業終了後、Slack内で振り返りを行います(ミニレポートに相当)。
Slack内の「講義資料」に資料があれば、事後学習に活用してください。
グループメンバーと協力して地域課題解決プロジェクトをSlack内で検討します。
講義日以外についても、チーム内で学習、情報交換等を積極的に行い、特に授業時に未解決の問題については翌週までに解決させておいてください。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
 必要に応じて紹介します。
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
※本科目は宮古島市との連携・協力のもと、離島(宮古島)をフィールドに開講します。
 そのため、学生の宮古島への渡航費は「つながる離島・広がる沖縄」教育未来基金から助成します。

※本科目は「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度の対象科目(選択必修)です。(下記URL参照)
 また、本学が取り組む社会人向けの人材養成プログラムでもあるため、自治体、NPO法人や企業等の社会人にも「履修証明プログラム」として提供します。
 さらに、本学と沖縄県教育委員会との協定に基づく高大連携事業(高校生を対象とした公開授業)として高校生にも授業を公開します。
 なお、本科目は地域創生副専攻の授業科目<地域創生理解>です。

※遠隔授業受講に関する支援
令和4年度入学の学生から、ノートパソコン等を必携することをお願いしています。経済的理由等により購入が困難な場合や故障等による一時借用等については、所属学部・研究科の窓口または教育支援課まで相談するようにしてください。
また、学内で遠隔授業を受講することができるように Wi-Fi アクセスポイントが整備された教室等(附属図書館や共通教育棟の空き教室等)が準備されています。
 
オフィスアワー
研究室は以下の通り。
畑中 寛:地域国際学習センター309(事前にメールで連絡)
 
メールアドレス
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URL
「初級地域公共政策士」資格取得科目履修制度(学生向け)
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=3054
 

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