授業の形態
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講義
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アクティブラーニング
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学生が文献や資料を調べる
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授業内容と方法
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日本近現代文学を通時的に概説する。その際、曲亭馬琴、二葉亭四迷、森鴎外、夏目漱石、田山花袋、島崎藤村、志賀直哉、芥川龍之介、横光利一、中島敦、太宰治、野坂昭如、大江健三郎といった作家の作品と、描かれた時代を共時的に見てゆく。つまり、背景となる歴史の流れや、日本社会・文化の構造まで視野に入れながら、各時代・時期の代表的作品に触れることを目指すものである。文学作品を通じて、その時代・時期に生きた人々の思想・精神文化を読み解いてゆきたい。 授業はプリント教材を主に用いた講義形式で行う。講義で扱う小説作品などは前週までに配布もしくはダウンロードを指示するので、予習として通読しておくことを前提とする。
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URGCC学習教育目標
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社会性、地域・国際性、情報リテラシー、専門性
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達成目標
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日本近代文学の代表的な作家、作品について知識を得る【専門性】 中学、高校の教科書掲載の文学作品について、基本的な教材分析の方法論を身につける【専門性】
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評価基準と評価方法
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活動状況・リアクションペーパー 10% 中間テスト(一問一答) 20% ブックリポート=書評(講義で扱った小説を読む) 50% 期末テスト(一問一答) 20% ちなみに授業への積極的な参加や課題への取り組みも評価に加える。 なお、授業時間数の3分の1(5回)をこえる欠席がある場合は単位を与えない。
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履修条件
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特になし
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授業計画
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第1回 オリエンテーション 第2回 曲亭馬琴-過渡期の文学 第3回 二葉亭四迷-「言文一致」とは何か 第4回 森鴎外-「舞姫」の時代 第5回 夏目漱石①-漱石という人 第6回 夏目漱石②-作品を読む(前期三部作から) 第7回 田山花袋と島崎藤村-日本的自然主義とは何か ※中間テスト 第8回 志賀直哉-「白樺派」とは何か 第9回 芥川龍之介-作品を読む(「地獄変」など) 第10回 横光利一-三派鼎立前後 第11回 中島敦の眼差し―第二次世界大戦と文学 第12回 太宰治と戦争 第13回 「戦後派」ということ 第14回 野坂昭如『火垂るの墓』を読み直す 第15回 大江健三郎と村上春樹-「日本近代文学」の終りの始まり 第16回 期末テスト及びブックリポート提出
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事前学習
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講義で扱う作家の作品は事前に読んできてもらいたい。また太宰治までの作家の作品(~第12回講義)は、web上の「青空文庫」で無料でダウンロードし読むことができる。本講義は国語教育教員を志す学生が対象であるので、「文学」における基礎的な知識の暗記も重要である。2回設定している一問一答形式のテストに対応できるよう、予習すること。
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事後学習
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本講義は国語教育教員を志す学生が対象であるので、「文学」における基礎的な知識の暗記も重要である。2回設定している一問一答形式のテストに対応できるよう、復習すること。
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教科書にかかわる情報
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教科書全体備考
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参考書にかかわる情報
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9784062900416
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講談社文芸文庫 ; [かB8]
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柄谷行人 [著]
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講談社
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2009
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BA89522123
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464109795X
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有斐閣双書 ; 入門・基礎知識編
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三好行雄編
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有斐閣
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1975
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BN03614274
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別冊国文学 ; 第30号
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三好行雄編
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学燈社
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1987
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BN10648673
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4305001381
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大久保典夫[ほか]編
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笠間書院
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1988
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BN02376669
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参考書全体備考
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使用言語
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日本語
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メッセージ
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オフィスアワー
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金曜日1時限および昼休み(必ず先にメールをすること)
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メールアドレス
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URL
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