タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
全教235   [金3]教102   30   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2016 後学期 金3 教育学部共通  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
30598002 特別活動に関する研究 02組   2  
担当教員[ローマ字表記]
村末 勇介  
授業の形態
 
 
アクティブラーニング
 
 
授業内容と方法
「いじめ」や「自死」に代表されるように、現代社会において、子どもたちの「いのち」は、まさに危機的状況におかれていると言える。授業では、このような基本認識を前提としながら、主として中学生を対象とした「特別活動」の内容と具体的指導方法について、次の5つの視点から学習を進める。子どもたちの自尊感情を育て、仲間とのつながりを確認し合えるような特別活動の展開について、受講者とともに集団的に学び合いたい。

 1.学習指導要領における「特別活動」の歴史と目標-内容-方法論
 2.中学校特別活動における優れた先行実践の検討
 3.思春期に向き合う学習実践の検討(学級活動における性教育を中心に)
 4.特別活動における文化創造の検討(学校行事を中心に)
 5.特別活動に関連するその他の問題

 授業は、以下の様な視点にもとづいて展開していく。

 1.上記のテーマに基づき、理論的内容・実践的内容について概説した後、グループ毎に自身の体験と結びつけて話し合う時間を設定する。
 2.テーマによっては、ゲストティーチャーを招聘したり、ビデオ視聴をしたりして、より実践的・実感的な学習ができるようにする。
 3.授業ごとに、ミニ感想文を書き、相互に交流して学習の成果を共有できるようにする。
 4.クラスを模擬的な学級としてイメージし、学級づくりの様々な活動を採り入れながら進めていく。
 
URGCC学習教育目標
 
 
達成目標
① 学習指導要領における特別活動の内容や、先行実践における具体的実践の特徴と成果・課題について理解する。
② 子どもたちの実態から課題を探り、それを解決する「性教育」の実践プランを主体的に構想することができる。
③ 特別活動における文化活動の実践に関心を持ち、実際の文化活動を通してその手法を具体的に理解できる。
④ 体罰やいじめなど、特別活動の展開にあたっての重要事項について、具体的な事例を通して理解できる。
 
評価基準と評価方法
 授業内容を踏まえ、自分が新しく学び取ったことが、具体的・論理的に書かれているかについて着目し、以下の3つの合計点で評価する。

①毎時間のミニ感想文(30%…2点×15回)
 ~授業毎の感想文を、2・1・0点で評価する。授業内容に関する感想だけでなく、疑問点、質問なども可。次時の導入段階で、更なる内容理解のための材料として活用する予定。

②授業の中でのワーク(30%…10点×3回)
 ~ゲスト授業のまとめと考察、性教育授業づくりワーク、文化活動においてのワークの3つについて、それぞれを10点満点で評価する。

③講義のまとめレポート(40%…40点×1回)
 ~基本的重要事項についての正しい理解/論理性/講義内容についての論及/自己の見解 といった4つの視点で評価する。レポートテーマについては、授業の終盤で提示する。
 
履修条件
特にありません。
 
授業計画
1.オリエンテーション~授業の進め方、評価方法/特別活動体験交流~記憶としての特活
2.学習指導要領における「特別活動」~その現代的意義と変遷の歴史
3.特別活動の3つの内容~学級活動・生徒会活動・学校行事
4.特別活動と生徒指導・道徳教育
5.優れた中学校の教育実践に学ぶ(1)~制野俊弘の“いのち”と向き合う教育
6.優れた中学校の教育実践に学ぶ(2)~養護教諭・山田泉の“いのち”に寄り添う教育
7.思春期と向き合う教育実践(1)~学級活動「女の子の性」の授業づくり
8.思春期と向き合う教育実践(2)~学級活動「男の子の性」の授業づくり
9.思春期と向き合う教育実践(3)~「LGBTQ」と特別活動(ゲスト授業)
10.思春期と向き合う教育実践(4)~特別活動の中での「デス・エデュケーション」・「がん教育」(ゲスト授業)
11.特別活動における文化創造と感動の共有体験(1)~良質の文化を味わう(ゲスト授業)
12.特別活動における文化創造と感動の共有体験(2)~集団で文化を創り出す
13.部活動と体罰・いじめ問題
14.地域,保護者との連携・協働のための学級通信活動
15.魅力的な特別活動に向けて~学びの成果の発表とまとめ
 
事前学習
・基本的に、授業前の準備は必要ありませんが、授業のテーマによっては、事前の準備が必要となることもあります。その都度、指示をします。

・授業では、グループを作り活動を進めます。授業の初めに、朝の会(もしくは帰りの会)を想定した楽しいとりくみ(5分程度)を、グループの当番活動としてやってもらいます。当番が回ってきたグループは、事前に準備(簡単な打ち合わせ)をしてもらいます。
 ※グループ編成と内容説明は、第1時に行います。
 
事後学習
授業内で終わらなかった作業課題については、授業時間以外でのとりくみとなることがあります。その都度、指示をします。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ISBN
9784324900055
備考
著者名
文部科学省 [著],
出版社
ぎょうせい
出版年
2016
NCID
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
・毎時間、受講者に感想文を書いてもらいます。それを、HP上に公開します(匿名)ので、できるだけ通読し、次の講義に備えるようにして下さい。
 
オフィスアワー
・木曜日15時~17時 技術教育棟206研究室
 
メールアドレス
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URL
http://murasue.style.coocan.jp/
 

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