タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
情11   [水1]共3-204   40   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2018 後学期 水1 共通教育等科目情報関係科目  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
100368042 日本語表現法入門 04組   2  
担当教員[ローマ字表記]
仲原 穣  
授業の形態
講義、演習又は実験
 
アクティブラーニング
学生が自身の考えを発表する、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
 自分の考えを文章にまとめたり,相手に誤解を与えないようにうまく伝えるためには,日本語に関する様々な知識や日本語表現に関する規則や文章の構成法などを身につけておく必要があります。
 本授業では,レポートや論文の作成に必要な日本語表現の基礎的な知識(日本語の特徴,文章の形式,文章作成の際の約束ごと)などについて概説し,レポートや論文の書き方について解説します。また,講義で得た知識をフルに活用したレポートの提出をしてもらう,練習問題に取り組んでもらうなど,一部で演習も実施します。
 
URGCC学習教育目標
自律性、社会性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
 
達成目標
1.日本語の文章表現に関する基礎的な知識を習得する。[コミュニケーション・スキル]
2.論文に適した表現や語彙を用いて,レポートを作成することができる。[社会性][コミュニケーション・スキル]
3.引用や日本の表記法のルールを守り,社会の規範を守ることができる。[社会性]
4.テーマに関する様々な情報を収集し,信頼できる情報かどうか判断することができる。[情報リテラシー]
5.文章の材料である論拠や結論などを効果的に配置し,これまでに出された様々な意見を踏まえて論理的に意見を述べることができる。[コミュニケーション・スキル][問題解決力][専門性]
6.レポート1(ブックリポート)やレポート2(論文)の内容を理解し,課題に沿ったレポートを期限内に提出することができる。[コミュニケーション・スキル][自律性]
 
評価基準と評価方法
 レポート2本の提出と期末試験が評価の中心です(必須条件。レポート1(ブックリポート)=25%,レポート2(論文)=35%,期末試験=30%)。そのほかに授業への参加度として,宿題や演習課題の提出も評価に加えます(10%)。
 ただし,授業時間数の3分の1をこえる欠席がある場合は,上記の必須条件をすべて満たしても単位を認められません。

 また,レポートで「盗作」や「出典を示さない引用」を行った場合は,「大幅な減点」を行います(減点によって単位が取得できない場合もあります)。
 なお,インターネットで集められる情報には不正確なものも多く,いつでも気軽に書きかえ可能な情報に頼るのはお薦めしません。どうしてもやむを得ない場合を除き,出来るだけ文献からデータを引用してください。近々の情報がどうしても必要でインターネットでしか公開していない情報が必要な場合には,必ずURL(http://…など)を「参考文献」に明記してください(記されていない場合は大幅減点となります)。
 ※レポートの内容が「課題」のテーマとずれている場合も減点の対象になります。レポートの出題意図がよく理解できない場合は,必ず担当教員に確認してください。
 
履修条件
 文章表現を身につけるためには,書籍や論文をたくさん「読む」ことも重要です。将来の指導教官である自分の学科の教員や専門の研究者が多く所属している学会の「機関誌」や各大学の学部・学科などの「紀要」などに掲載されている「論文」,新聞の「社説」「コラム」,「寄稿論文」などに興味を持つことが履修条件です(意識を高めよう!)。
 
授業計画
 1)講義概要の説明,登録調整,論文とは
 2)文と文章,表記規則(句読点や記号の使い方)
 3)ブックリポート【レポート1】とは
 4)文章作成の手順(構成と展開)
 5)論文の決まりごと(引用のしかた,参考文献)
 6)論文の構想(テーマ設定)【レポート2】のテーマを絞る。
 7)文章の構成(主題と材料の整理)
 8)文章の叙述(「事実」と「意見」の記述)          ※【レポート1】提出日
 9)表現の技法1(論の展開1)
 10)表現の技法2(論の展開2)
 11)表現の技法3(ねじれ文,読み手への配慮など)
 12)論文の表記1(表現と修辞法)
 13)論文の表記2(現代仮名遣い,送り仮名)   ※【レポート2】提出日
 14)論文の表記3(片仮名,外来語)
 15)まとめと補足
 16)学期末試験        
 ◎講義の進捗状況に応じて内容や順番を変更することがあります。
 
事前学習
 論文やレポートを書く技術は簡単には身につきません。講義で科されるレポート1,レポート2,宿題などに積極的に取り組み,論理的な文章をまとめるための訓練を何度も繰り返すと次第に技術を習得することができます。
 事前学習として,1週間前に使用したプリントを授業開始前に読み返しておくと脳内の情報の整理と新たな情報を入れるスペースの確保にもつながります(30分~1時間程度)。
 
事後学習
 講義で配布したプリント(レジュメ・資料など)をなるべく講義の当日に読み返し,講義を振り返る時間を約1時間設けてください。講義で課された宿題がある場合は,このときに取り組んでください。なお,期末試験では講義の内容を問う問題が出題されます。この事後学習を行うことが,結果的には試験対策にもなるのです。
 このほかに,レポート1に取り組みために課題に関わる書籍を読む必要がありますし,レポート2では自分で決めたテーマについて分析を行った書籍を探し出し,論文に不可欠な「引用」を行うための部分を集める必要があります。講義と講義の合間など,時間をうまく利用し,これらの課題に取り組んでください(レポートの書き方については講義中に詳しく説明します)。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
特に指定しません。毎時間レジュメを作成して配布します。また,必要に応じて資料プリントを配布します。
 
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ISBN
4-480-08121-6
備考
著者名
木下 是雄
出版社
ちくま学芸文庫
出版年
1994
NCID
参考書 書名 ISBN
4-12-100624-0
備考
著者名
木下 是雄
出版社
中公新書
出版年
1981
NCID
参考書 書名 ISBN
4-87424-127-1
備考
著者名
浜田麻里・平尾得子・由井紀久子
出版社
くろしお出版
出版年
1997
NCID
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
 受講者は講義の際に電子辞書(携帯電話の機能は使用不可)あるいは中学校や高等学校で使用した国語辞書を持参し,分からない語がある場合はその場で調べてください。なお,配布する資料は配布された順にファイリングし,毎時間持参してください(プリントは毎時間配布しますので枚数が多くなります。クリアファイルにただ挟むだけではうまく整理できません。期末試験に使用します。)。 
 ※携帯電話はマナーモードにし,ポケットやカバンなどに入れてください(集中力が途切れるため,机上や棚には置かないでください)。
 
オフィスアワー
 講義後に講義を行っている教室にて質問を受け付けます(10分程度)。
 
メールアドレス
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