タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
物物462       50   調整期間登録   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2018 前学期 集中 理学部物質地球科学科  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
401235001 物理学特別セミナーH   1  
担当教員[ローマ字表記]
辺土 正人, 未定(理学)  
授業の形態
講義
 
アクティブラーニング
 
 
授業内容と方法
講義タイトル: アクチノイドを含むエキゾチック超伝導入門  ---強相関電子系が織りなす不思議な超伝導の世界---
講師: 青木大(東北大学金属材料研究所)
日程: 平成30年9月25日(火)〜 28日(金)
場所: 理学部本館 A313教室
単位: 1単位(講義全7回,講演会1回)

講義内容:
アクチノイドの5f電子は遍歴と局在の中間的な性質を示し、大きなスピン軌道相互作用を示すなど電子間の相関が強く効いた系である。このため、アクチノイド化合物はエキゾチック超伝導を含む多彩な物性物理の宝庫である。講義では、固体物理、重い電子系の物理の基礎から始まって、単結晶育成技術、フェルミ面観測の実験技術などを説明する。また、超ウラン化合物に現れる特異な物理、ウラン化合物強磁性体の磁場誘起超伝導など最近の話題についても触れる。
 
URGCC学習教育目標
地域・国際性、問題解決力、専門性
 
達成目標
磁性、超伝導の基礎を学び,磁性および超伝導の基礎的事項を説明できる。
研究の最前線である強磁性超伝導の理解と関心を深める。
 
評価基準と評価方法
毎回の出席と最後に課されるレポートで評価する。
 
履修条件
学部4年次以上
 
授業計画
授業計画
1. 磁性、超伝導の基礎
2. 重い電子系
3. フェルミ面
4. 量子振動効果とその測定法
5. 単結晶育成法
6. 超ウラン化合物の物理
7. 磁性と共存する超伝導
8. 強磁性ウラン化合物の磁場誘起超伝導
 
事前学習
2回目以降では,直前の講義内容の復習を行うこと。
 
事後学習
講義内で提示される課題に取り組むこと。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
・登録期間: 9月3日より
・登録場所: 物理事務

・講演会
9月27日(木) 15:00 より 理学部本館 A313教室
タイトル: 「強磁性超伝導体の磁場誘起現象」
講演概要:
強相関電子系の物理において、強磁性と超伝導の共存が注目を集めている。スピン三重項という通常とは異なる超伝導が実現していると考えられているからである。これまでに知られている強磁性超伝導体はすべてウラン化合物である。これらの系に磁場を加えると、強磁性ゆらぎが強く関与した磁場誘起(強化型)超伝導が発現していることがわかって来た。超伝導の源となる強磁性ゆらぎは、磁場やひずみによって制御可能であり、さまざまな磁場誘起現象が現れる。本講演では、最新の実験結果と強磁性超伝導の魅力を説明する。

・講義世話人:辺土正人(複506)
 
オフィスアワー
・各回の講義後に質問を随時受け付けます。
・青木先生の居室は,非常勤講師控え室(A202)
 
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