タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
英教463   [木5]共3-305   10   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2019 前学期 木5 教育学部  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
305651001 比較文学演習   2  
担当教員[ローマ字表記]
喜納 育江  
授業の形態
 
 
アクティブラーニング
 
 
授業内容と方法
沖縄には沖縄特有の問題をテーマとする「沖縄文学」が存在する。かつて沖縄には日本語とは響きの異なる言語があったが「沖縄文学」は基本的に書かれている。しかし、沖縄の文学には、時には日本語や日本文化に抵抗するような表現が散見される。アメリカ文学においても先住民文学の立ち位置は沖縄文学と非常に似ている。アメリカ先住民にも独自の言語があったにもかかわらず、ヨーロッパ系の白人による植民地化の末にその言語文化が消滅の危機にさらされている。この講義では、グローバルな視点から、先住民文化、植民地主義(コロニアリズム)、脱植民地主義の思想が、文学の表現にどのような影響を与えているかについて、様々な文学作品や資料を読みながら考察していく。授業では教員の講義ももちろんあるが、そのテーマについて教員やクラスメートとディスカッションすることによって理解を深める。受講生には毎回の資料を読み、自分の見解を持って授業に臨むことが期待される。教材はほとんどが英語である。ディスカッションもできる限り英語で行うことを目指したい。毎回の講義の理解度をクイズまたはレスポンスペーパーで確認するほか、講義のまとめとして、自らが決めたテーマについて期末論文を英語または日本語で執筆・口頭発表する。
 
URGCC学習教育目標
自律性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、問題解決力、専門性
 
達成目標
1. 沖縄の文学とアメリカ先住民文学の共通点を理解できる。
2. 沖縄の文学とアメリカ先住民文学の共通点から、植民地主義の普遍性を理解できる。
3. 沖縄の文学とアメリカ先住民文学に表現された文化の問題を読み解くことができる。
4. 沖縄の文学とアメリカ先住民文学について日本語と英語で他者と議論することができる。
5. 沖縄の文学とアメリカ先住民文学と植民地主義について自らの考えをまとめ、日英語の口頭および文章で表現することができる。
 
評価基準と評価方法
1. Quizzes and responses  20%
2. Working paper  20%
3. Oral report and presentation  10%
4. Final paper  30%
5. Contribution to the class discussion  20%
※Warning: You will be automatically failed this class by missing 5 classes.
 
履修条件
 
 
授業計画
Week 1 Introduction What are we supposed to compare in comparative study of literature?
Weeks 2-3 Colonialism, Postcolonialism, Decolonization
Weeks 4-5 Colonialism and Indigenous Literature
Weeks 6-9 Colonialism and Okinawan Literature
Weeks 10-12 Reinventing the Enemy’s and Indigenous Language
Week 13 まとめのディスカッション
Weeks 14-15 Oral Presentations
 
事前学習
課題をしっかり読んで、自らの見解をまとめる。
 
事後学習
ディスカッションの内容を思い出しながら、さらに理解を深め、興味の出てきた事柄については自分で図書館などで資料を検索してみる。期末論文の執筆に備える。
 
教科書にかかわる情報
教科書 書名
『クジャ幻視行』
ISBN
備考
教員が注文して授業の中で販売する。
著者名
崎山多美
出版社
花書院
出版年
2016
NCID
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
授業の中で適宜紹介する。
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
講義は日本語で行うが、授業で読む資料は主に英語で、また、提出物も主に英語で書く。
 
オフィスアワー
By appointment
 
メールアドレス
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URL
ikuekina@ll.u-ryukyu.ac.jp
 

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