授業の形態
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講義
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アクティブラーニング
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学生が議論する、学生が自身の考えを発表する
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授業内容と方法
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「史実」や年号を覚えることが歴史の勉強ではありません。また、歴史は社会に出てからは役に立たないものでもありません。ものごとを批判的に捉え、多角的・多面的に見つめることが歴史学の醍醐味のひとつです。この講義では、教員をめざす学生が受講することを踏まえて、さまざまな固定概念や定説を見直すことを通して、わたしたちの住む世界、社会を考えます。そのため、いわゆる古代から近現代までの歴史を通観することはせず、日本やアジアを中心とした歴史学一般の研究をいくつか採り上げ、その研究視点や切り口から研究を追体験してもらうことに重きをおいた授業を行います。また、講義中は、指名して意見を求めます(けっこうあてると思います)。
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URGCC学習教育目標
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社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル
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達成目標
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「歴史」や「文化」が社会的に定義され、解釈されてきたことを理解すること。また、それらを自らの視点で多角的、かつ広範な視野で捉え、具体的に説明することができること。
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評価基準と評価方法
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レポート(2回/80%)と平常点(リアクションペーパー、講義への参加度/20%)を総合して評価します。
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履修条件
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なし
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授業計画
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"1.ガイダンス/歴史をみる視点 2.聖徳太子は存在したか?:「歴史」の創出と歴史観について 3.躍動する中世:図像にみる中世日本の天皇、民衆、戦争 4.戦後映画と中世日本:中世日本はどのように描かれてきたか? 5.倭寇と国家 6.古琉球の社会と文化 7.絵図にみる「日本人」の国土観 8.近世の将軍と天皇:図像にみる権威と権力① 9.拡大する「中華」:東アジアの世界観について 10.見ない外交、触れない外交:近世東アジアの外交について 11.琉球国王の描き方:図像にみる権威と権力② 12.近代日本と周辺諸国(地域) 13.戸籍と国籍:「日本人」の近代 14.ハワイの「日本人」 15.総合討論/まとめ"
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事前学習
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参考文献のなかから関連する論文を読む
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事後学習
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参考文献による講義内容の確認
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教科書にかかわる情報
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教科書全体備考
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参考書にかかわる情報
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『岩波講座日本歴史』(全22巻、岩波書店、2013年から2016年)
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歴史科学協議会編『歴史の「常識」をよむ』(東京大学出版会、2015 年)
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参考書全体備考
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使用言語
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日本語
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メッセージ
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オフィスアワー
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メールアドレス
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URL
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