タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
特支121       10   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2019 通年 水5 教育学部  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
306252001 インクルーシブ教育指導法Ⅰ(特支)   2  
担当教員[ローマ字表記]
韓 昌完  
授業の形態
講義、演習又は実験
 
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
特別支援学校、特別支援学級、通常学級の特別支援が求められる児童生徒(肢体不自由)を、本授業ではIN-Child(Inclusive Needs Child:包括的教育を必要とする子)と再定義し、使用する。
本授業は、1)インクルーシブ教育の理念、定義、意義に関する基礎的内容を概説する。2)また、IN-Childへの支援の流れを通して、包括的な支援体制の構築方法について概説する。
本授業は、前半はインクルーシブ教育に関連する基礎的事項を中心に、講義形式の授業を展開する。後半は、インクルーシブ教育システム構築支援データベース(国立特別支援教育総合研究所)の事例を対象に、IN-Child Recode(教育的診断ツール)を活用し、教育的診断を行う。また、それを基づいたIN-Child教育支援計画の作成を通して具体的な指導方法を検討していくアクティブラーニングの観点に立った授業を展開する。
 
URGCC学習教育目標
自律性、社会性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
 
達成目標
・インクルーシブ教育の理念、定義、意義を理解し、説明することができる(自律性・社会性・コミュニケーションスキル・専門性)。
・IN-Childへの指導方法を理解し、系統立てて説明することができる(コミュニケーションスキル・問題解決力・専門性)。
・IN-Child Recode(教育的診断ツール)を用いて、教育的診断を行うことができる(情報リテラシー)。
・教育的診断結果に基づいて、IN-Child教育支援計画を作成することができる(コミュニケーションスキル・情報リテラシー・問題解決力・専門性)。
・事例分析及び指導方法の検討を通して、IN-Childへの指導方法を工夫することができる(コミュニケーションスキル・問題解決力・専門性)。
 
評価基準と評価方法
・期末レポート(IN-Childに対するIN-Child教育支援計画の作成)70% 小レポート30%
・毎週の講義の前に授業内容に関して調べた先行研究は、授業後に先行研究と授業内容を基にまとめておくこと。小レポートとして、次回の授業で提出する。
 
履修条件
・2/3以上の出席がない学生は、単位を履修することができない。
・20分以上の遅刻は欠席とみなす。
・遅刻や欠席、途中退席については、授業に対する熱意等の章かとして減算による評価をする。
・授業計画は、授業の進み具合によって、多少変更が生じる場合がある。
 
授業計画
第1回:インクルーシブ教育の基礎-インクルーシブ教育の定義、意義
第2回:インクルーシブ教育に関連する理念-生活の質(QOL)とダイバーシティ教育の定義、意義
第3回:IN-Child支援①-IN-Childの定義と現状
第4回:IN-Child支援②-教育的診断方法について
第5回:IN-Child(肢体不自由)支援③-IN-Child教育支援計画の作成方法
第6回:IN-Child(肢体不自由)支援④-IN-Child教育支援計画に基づく指導方法の検討
第7回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法①-身体面(身体の状態)への支援が必要なIN-Childの事例
第8回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法②-身体面(姿勢・運動・動作)への支援が必要なIN-Childの事例
第9回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法③-情緒面(不注意/多動性・衝動性)への支援が必要なIN-Childの事例
第10回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法④-情緒面(こだわり/自己肯定感)への支援が必要なIN-Childの事例
第11回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法⑤-生活面(社会生活機能)への支援が必要なIN-Childの事例
第12回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法⑥-生活面(コミュニケーション)への支援が必要なIN-Childの事例
第13回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法⑦-学習面(聞く/話す)への支援が必要なIN-Childの事例
第14回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法⑧-学習面(読む/書く)への支援が必要なIN-Childの事例
第15回:肢体不自由児の事例分析及び指導方法⑨-学習面(計算する/推論する)への支援が必要なIN-Childの事例
 
事前学習
各講義内容に関する論文や資料を読んでおくこと
 
事後学習
講義に対する内容について、グループディスカッションし、Power Pointでまとめ発表の練習をすること
 
教科書にかかわる情報
教科書 書名
その子、発達障害ではありません。
ISBN
備考
著者名
韓 昌完
出版社
さくら舎
出版年
2019
NCID
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
参考書 書名
Development of the IN-Child (Inclusive Needs Child) Record
ISBN
備考
Total Rehabilitation Research Vol.3, 84-99
著者名
Changwan Han, Mamiko Ota & Haejin Kwon
出版社
Asian Society of Human Services
出版年
2016
NCID
 
参考書全体備考
インクルーシブ教育システム構築支援データベース(独立行政法人国立特別支援教育総合研究所)
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
・必要に応じてビデオなどの視聴覚教材を使用。
 
オフィスアワー
研究室:216-1室
電話かメールで事前に連絡してください。
Tel:098-895-8420
E-mail:hancw917@gmail.com
 
メールアドレス
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