タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
国212   [火3]教105   10   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2019 前学期 火3 教育学部  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
306332001 日本古典文学講読Ⅰ   2  
担当教員[ローマ字表記]
萩野 敦子  
授業の形態
講義
 
アクティブラーニング
学生が自身の考えを発表する
 
授業内容と方法
 本授業では、古文の「こころ」を読み解くために、また古文の「こころ」を中学・高校の国語教師として生徒に伝えるために必要不可欠な、しかし学生の多くが受験勉強の一部としてしか認識していないため(それは学生や生徒の責任ではなく、そういうふうに思わせる中学高校の授業にありように問題がある)、大学入学と同時に忘れ去ってしまいがちな、古典文法の基本を扱います。
 大学の専門講義らしく学術的・批評的に文法を取り上げるのではなく、ここでは、あくまでも教科書レベルの古文を読みこなすために必要な学校文法としての古典文法の知識を、体系的に学び直すことを目的としています。学校文法は得てして便宜的なものにすぎませんが、そのような便宜を成り立たせる考え方を見つめることにより、単なる暗記に陥らないようにしたいと考えます。
 授業は、「担当教員による解説/問題演習/解答(ここで学生を指名します)と解説」というサイクルを繰り返しながら展開します。中学・高校の国語教師をめざす学生には必ず受講してほしいと思います。また小学校教員を目指す場合でも、「学校文法」に対する考え方や教授のコツを学んで現代文法の知識に応用することができますので、ぜひ受講を検討してください。
 
URGCC学習教育目標
問題解決力、専門性
 
達成目標
1)古典文法の基本を体系的な知識として身につける。【教科内容についての理解】
2)学んだ文法を、古文の読解に生かすことができる。【教科内容についての理解】
3)学んだ文法を、国語教師としてわかりやすく生徒に教えるスキルを養う。【教育実践力】
 
評価基準と評価方法
達成目標1・2・3については、下記を総合して評価します。
1)出席と授業中の態度(40%)(文法は積み重ねがものをいうので出席は必須。また上述のとおり、学生を指名して問題に解答してもらうので、明らかに授業を聞いていない学生はマイナス評価となります。)
2)期間中数回を予定している復習課題の提出(20%)
3)期末試験(40%)
 
履修条件
上述の授業内容であるため、いわゆる「講読」のイメージとは若干異なるかもしれません。古文を「講読」できるようになるための前段階的な授業ととらえ、そのことを十分に了解した学生のみが受講してください。
テキストは、初回の授業で担当教員が紹介しますので、必ず購入してください。
 
授業計画
第1回 ガイダンス&古典文法入門
第2回 動詞(1)―活用の種類を見分けよう―
第3回 動詞(2)―古文の中で動詞を見分けよう―
第4回 動詞(3)―動詞にまつわる様々な知識を身に付けよう―
第5回 形容詞・形容動詞
第6回 名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞
第7回 助動詞(1)―る・らる・す・さす・しむ―
第8回 助動詞(2)―き・けり・つ・ぬ・たり(完了)・り―
第9回 助動詞(3)―む・むず・じ・べし・まじ―
第10回 助動詞(4)―らむ・けむ・なり(伝推)・らし・めり―
第11回 助動詞(5)―まし・まほし・たし―
第12回 助動詞(6)―なり(断定)・たり(断定)・ごとし―
第13回 助詞
第14回 紛らわしい語を識別するために
第15回 文法問題をつくってみよう
第16回 期末試験
 
事前学習
授業計画に従い、次回の内容について高校までの学習を振り返っておくこと。(文法事項の何がわからなかったかを明らかにしておくこと。)
 
事後学習
授業でわからなかった部分や間違えた部分について復習し、知識や技能を曖昧にしたまま次の授業を迎えないようにケアすること。
 
教科書にかかわる情報
教科書 書名 ISBN
9784424467083
備考
初回の授業で担当教員が紹介するので、事前に購入する必要はない
著者名
出版社
受験研究社
出版年
NCID
 
教科書全体備考
担当教員作成のプリント類
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
高校時代に用いた古典文法のテキストがあれば、持参するようにしてください。
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
 
 
オフィスアワー
月曜日の午後(教育学部本棟527室)
 
メールアドレス
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