タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
特支221       10   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2019 通年 水5 教育学部  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
306486001 インクルーシブ教育指導法Ⅱ(特支)   2  
担当教員[ローマ字表記]
小原 愛子  
授業の形態
講義、演習又は実験
 
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
特別支援学校、特別支援学級、通常学級の特別支援が求められる児童生徒を、本授業ではIN-Child (Inclusive Needs Child:包括的教育を必要とする子) と再定義し、使用する。
本授業は、1)日本や海外における病弱児のインクルーシブ教育の現状について理概説する。2) IN-Childへの支援の流れを通して、包括的な支援体制の構築方法について概説する。
本授業は、前半は病弱児のインクルーシブ教育に関連する日本海外の動向を中心に、講義形式の授業を展開する。後半は、インクルーシブ教育システム構築支援データベース(国立特別支援教育総合研究所)の事例を対象に、IN-Child Record(教育的診断ツール)を活用し、教育的診断を行う。また、それに基づいたIN-Child教育支援計画の作成を通して、具体的な指導方法を検討していくアクティブラーニングの観点に立った授業を展開する。
 
URGCC学習教育目標
自律性、社会性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
 
達成目標
インクルーシブ教育の理念、定義、意義を理解し、説明することができる(自律性・社会性・コミュニケーションスキル・専門性)。
IN-Childへの指導方法を理解し、系統立てて説明することができる(コミュニケーションスキル・問題解決力・専門性)。
IN-Child Record(教育的診断ツール)を用いて、教育的診断を行う事ができる(情報リテラシー)。
教育的診断結果に基づいて、IN-Child教育支援計画を作成する事ができる(コミュニケーションスキル・情報リテラシー・問題解決力・専門性)。
事例分析及び指導方法の検討を通して、IN-Childへの指導方法を工夫することができる(コミュニケーションスキル・問題解決力・専門性)。
 
評価基準と評価方法
期末レポート(IN-Childに対するIN-Child教育支援計画の作成)
毎週の講義の前に授業内容に関して調べた先行研究は、授業後に先行研究と授業内容を基にとまとめておくこと。
 
履修条件
 
 
授業計画
第1回 病弱児におけるインクルーシブ教育の実態①-日本の動向
第2回 病弱児におけるインクルーシブ教育の実態②-国際動向
第3回 IN-Child(病弱児)支援①-IN-Child教育支援計画の作成方法
第4回 IN-Child(病弱児)支援②-IN-Child教育支援計画に基づく指導方法の検討
第5回 IN-Child(病弱児)の事例収集①-データベースよりIN-Child事例の収集
第6回 IN-Child(病弱児)の事例収集②-IN-Child事例の分類
第7回 病弱児の事例分析及び指導方法①-身体面 (身体の状態) への支援が必要なIN-Childの事例
第8回 病弱児の事例分析及び指導方法②-身体面 (姿勢・運動・動作) への支援が必要なIN-Childの事例
第9回 病弱児の事例分析及び指導方法③-情緒面 (不注意/多動性・衝動性) への支援が必要なIN-Childの事例
第10回 病弱児の事例分析及び指導方法④-情緒面 (こだわり/自己肯定感) への支援が必要なIN-Childの事例
第11回 病弱児の事例分析及び指導方法⑤-生活面 (社会生活機能) への支援が必要なIN-Childの事例
第12回 病弱児の事例分析及び指導方法⑥-生活面 (コミュニケーション) への支援が必要なIN-Childの事例
第13回 病弱児の事例分析及び指導方法⑦-学習面 (聞く/話す) への支援が必要なIN-Childの事例
第14回 病弱児の事例分析及び指導方法⑧-学習面 (読む/書く) への支援が必要なIN-Childの事例
第15回 病弱児の事例分析及び指導方法⑨-学習面 (計算する/推論する) への支援が必要なIN-Childの事例
 
事前学習
それぞれの講義のテーマに必要な基礎知識に関する学習が必要である。
授業の中で事前・事後学習の内容を告知する。
 
事後学習
それぞれの講義のテーマに必要な基礎知識に関する学習が必要である。
授業の中で事前・事後学習の内容を告知する。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
▪ 担当教員が作成したテキストを配布
 
参考書にかかわる情報
 
参考書全体備考
▪ Changwan Han, Mamiko Ota & Haejin Kwon(2016) Development of the IN-Child (Inclusive Needs Child) Record. Total Rehabilitation Research, 3, 84-99.
▪ インクルーシブ教育システム構築支援データベース(独立行政法人国立特別支援教育総合研究所)http://inclusive.nise.go.jp/?page_id=15
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
▪ 2/3以上の出席がない学生は、単位を履修することができない。
▪ 20分以上の遅刻は欠席とみなす。
▪ 遅刻や欠席、途中退席については、授業に対する熱意等の評価として減算による評価をする。
▪ 授業計画は、授業の進み具合によって、多少変更が生じる場合がある。
▪ レジュメは当日配布する予定である。
▪ 必要に応じてビデオなど視聴覚教材を用いる。
 
オフィスアワー
研究室:213室
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