タイトル

科目番号 教室 登録人数 履修登録方法 対面/遠隔
経済415       30   抽選対象   対面授業  
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2022 後学期 集中 国際地域創造学部国際地域創造学科  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
g00608002 コミュニティ・プロデューサー養成講座   2  
担当教員[ローマ字表記]
高畑 明尚, 畑中 寛 [Hiroshi Hatanaka]  
授業の形態
講義、演習又は実験、実務経験講師
 
アクティブラーニング
学生が議論する、学生が自身の考えを発表する、フィールドワークなど学生が体験的に学ぶ、学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
「地方創生」「地域活性化」「地域づくり」など地域を取り巻く環境は刻々と変化しており、地域活動を担う人々をつなげる「プロデューサー的な役割」の人材が求められています。地域活動の担い手となる人材は、行政のみならず、民間企業やNPO法人、児童生徒から学生、青年会やシニア世代まで幅広い方々(マルチステークホルダー)の参画が求められています。
本科目では、マルチステークホルダーをつなぎ、地域を元気に盛り上げる能力「プロデュース能力」を高めるための実践的な内容を学習する機会を提供します。海外と県内の事例を比較検証するために、地域のコミュニティ開発が進み、移住者が全米で最も多い都市であるオレゴン州ポートランドをモデルに、県外の自治体と沖縄の自治体を対象とした課題抽出やビジョン策定などの手法を学習します。地域課題抽出のあるべき姿については、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を基準として策定し、比較検証に取り組みます。
コミュニティのプロデューサーとして活躍されている、和歌山県の有田川町でポートランドと繋ぎ「有田川という未来 ARIDAGAWA2040」プロジェクトの仕掛け人である有井安仁氏など多彩な外部講師による座学を実施します。また、沖縄市等でスタートアップ等に取り組む「Startup Lab Lagoon」を拠点とし、街歩きのフィールドワークやテーマごとにプロデュースされている現場を調査します。
学習プロセスは講義とグループ演習、フィールドワークなどで実施し、グループ共通の認識、共通の解を求め、成果を共有していき、最終的には教室全体の共通の認識と成果の共有を図っていく方法をとります。そのため、ファシリテーション・スキルの修得を重視し、地域活動を担う「プロデュース能力」を発揮できる基礎的な能力を身に着けます。
本科目の授業方法は、学生と社会人がグループでディスカッションやワーク(作業)に取り組むアクティブラーニングを基本とします。
 
URGCC学習教育目標
社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力
 
達成目標
達成目標は、「コミュニティ・プロデューサー」とは何かについての認識の修得に加え、ファシリテーション能力の獲得を目指します。
1.地域的な課題を発見でき、海外の事例から地域との比較検証ができる。[地域・国際性]
2.人の意見を聞き理解することができる[コミュニケーション・スキル] [社会性]
3.人の意見を評価することができ、質問することができる。 [社会性]
4.人の意見を引き出す(ファシリテート)ことができる。[コミュニケーション・スキル]
5.人の意見と自分の意見の主観性客観性を腑分けし、比較検討することができる。[問題解決力]
6.グループ内(教室内)の多様な意見の調整のために、立ち位置を変えて意見を述べることができる。[コミュニケーション・スキル] [問題解決力]
 
評価基準と評価方法
1.ワークショップにおける発言内容と発言引き出しのファシリテーションの力を評価します。
2.グループで取り組むプレゼンテーションにおける説明能力、表現力、質問能力を評価します。
3.Slack及びZoom(ブレークアウトルーム)でのディスカッションやワークへの貢献を評価します。
4.「地域との協働」の能力を上記1~3を含め総合的に勘案します。
 
履修条件
■5日の集中講義のため、全日程に出席することが最低条件です(特に初日と現地実習は重要)。
1.オンライン(Zoom)上で高度なワーク(マルチタスク)に取り組むため、必ずハイスペックなデスクトップPC又はノートPCで受講すること(禁:スマートフォン・タブレット端末)。
2.オンライン(Zoom)でグループワーク・ディスカッションに取り組むため、原則カメラは常時ONで受講すること(安定した通信環境が必要)。
3.グループワークに積極的に参加し、課題発見力・課題解決力を身につけようという意欲があること。
4.講義は社会人も参加する公開授業とするので、学生以外の方々とコミュニケーションをとることに意欲があること。
5.本科目を含む「初級地域公共政策士」資格対象8科目を受講することが望ましい(下記Webページ参照)。また、グループワーク、グループディスカッション、ファシリテーション、地域課題解決に関連する科目を受講していることが望ましい。

□「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度
  https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=1053
 
授業計画
初回の前日までに、担当教員より教務情報システムのメッセージ(学生)又はe-mail(社会人)で送信しますので、必ず確認の上受講してください。

□本科目は土曜日に開講するオンライン授業(Zoom)を基本に、2日の現地実習(対面授業)を組み合わせた「ハイブリッド型授業(ブレンド型)」です。
 また、グループのコミュニケーションツールとして「Slack」を基本とし、「Googleスプレッドシート」や「Google Jamboard」等も用います。

10月15日(土)【第3時限~第5時限】
第1回 授業オリエンテーション、SDGs的な発想による地域プロデュースの考え方
第2回:地域プロデュースの先進事例①(オレゴン州ポートランドをモデルとして)
第3回:地域プロデュースの先進事例②(和歌山県有田川町をモデルとして)

11月5日(土)【第3時限~第5時限】※Startup Lab Lagoon(沖縄市現地実習)-1
第4回:スタートアップ商店街の関係者からのレクチャー
第5回:コザ街歩きフィールドワーク-1(+コザで活躍する3人のレクチャー)
第6回:コザ街歩きフィールドワーク-2、FW振り返り

11月26日(土)【第3時限~第5時限】
第7回:自分を深堀する時間、あなたにとって居心地の良いコミュニティって何?(個人ワーク)
第8回:思考のフレームワーク(自分のしたいことが街のどんな課題と結びついているか)
第9回:現地実習アクションプラン作成

12月17日(土)【第3時限~第5時限】※Startup Lab Lagoon(沖縄市現地実習)-2
第10回:やってみる①(街の声を聞いたり実際に巻き込んでやってみる)
第11回:やってみる②
第12回:振り返り、次回のアクションプラン作成

1月21日(土)【第3時限~第5時限】※会場:Startup Lab Lagoon(沖縄市)
第13回:やってみる・プレゼン資料のチェック
第14回:スタートアップ商店街への提言・プレゼンテーション-1
第15回:スタートアップ商店街への提言・プレゼンテーション-2

※開講日決定(8/5)
 
事前学習
事前学習:本科目の学習管理・支援プラットフォームは「Slack」になります。
Slack内の「講義資料」に資料があれば、事前学習に活用してください。

また、以下のWebも必ず参照しておいてください。
・地方創生「有田川という未来 ARIDAGAWA2040」 http://aridagawa2040.org/
・Startup Lab Lagoon https://lagoon-koza.org/
・コザスタートアップ商店街HP https://www.koza.rocks/
 
事後学習
事後学習:本科目の学習管理・支援プラットフォームは「Slack」になります。
毎回の授業終了後、Slack内で振り返りを行います(ミニレポートに相当)。学んだ内容について、授業後にどのように考え、個人が変化したか、振り返りを行ってください。
Slack内の「講義資料」に資料があれば、事後学習に活用してください。
グループメンバーと協力してスタートアップ商店街への提言プロジェクトをSlackを活用しながら検討します。また、講師の出す課題に取り組んでください。
 
教科書にかかわる情報
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ISBN
4761526238
備考
著者名
山崎満広著
出版社
学芸出版社
出版年
2016
NCID
参考書 書名 ISBN
4761526424
備考
著者名
山崎満広編著 ; ジョン・ジェイ [ほか述]
出版社
学芸出版社
出版年
2017
NCID
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
本科目は「初級地域公共政策士」資格取得のための科目認証制度の選択必修科目です。
また、本学が取り組む社会人向けの人材養成プログラムでもあるため、自治体、NPO法人や企業等の社会人にも公開授業として提供します。
さらに、本科目は地域創生副専攻の授業科目「地域創生活動・実践科目」です。
 
オフィスアワー
高畑明尚(研究室525)
畑中寛(地域国際学習センター305)※事前にメール連絡
 
メールアドレス
この項目は教務情報システムにログイン後、表示されます。
 
URL
「初級地域公共政策士」資格取得科目履修制度(学生向け)
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/?page_id=1053
 

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